20080529

A DAY IN THE LIFE OF AFRICA

現在、アフリカ開発会議が行われている横浜。

山下公園でONE FOR ALLというイベントに参加。500人以上の参加者がEnglandのArtistであるAntony Gormleyさんの指揮のもと、巨大な一人の人間のArtとなった。それを空から撮影した映像が、世界中へと発信される。言葉ではないArtという形で発信されるのだ。
雨決行となったこのイベントのはじめにAntonyさんが言った。ここではあいにくの天気となるのだろうが、どこかの国では、この雨がとても貴重なものなのだと。
地球を思う人が集まっている。それだけで、なんだか気持ちがいいものだった。
これから、あのArtがどのように世界に発信されるのか楽しみである。

その後、横浜で行われているAFRICAの写真展を2つはしご。
一つは日本新聞博物館で行われているTICAD横浜開催記念写真展「アフリカの一日-A DAY IN THE LIFE OF AFRICA-」その後、BankART1929Yokohamaで行われていたNationalGeographicの写真展「アフリカの大地」
AFRICAの持つ顔、内戦や疫病、貧困、公衆衛生…さまざまな問題の裏にも彼らの持つ明るい素顔、大自然が持つ美しさ偉大さ…いろんなことを思った。「アフリカの一日」の展示の中で目にとまった言葉があった。

Yesterday was just a dream and Tomorrow only a vision. But today well lived, makes every yesterday a dream of happiness and every tomorrow a vision of hope.
Look well, therefore to this day.
昨日はただの夢で明日はただの幻想でしかない。だが、今日を良く生きることで、昨日は幸福の夢となり、今日は希望に満ちた幻となる。
されば、この日を良く見極めよ。

「アフリカ希望の大地」では3Fの写真展はアフリカを空撮したものでもちろん素晴らしいものだったがその他に1Fで、空間インスタレーションと呼ばれる光と映像の現代Artとして、暗い部屋の中でアフリカの大自然を感じさせるような音とたくさんの動物が広い空間で群れをなしているArtが部屋一体で繰り広げられ、同じ空間にアフリカの人々の生活写真が流れていた。不思議な空間だった。近代Artでこんな落ち着ける空間もあるのかと思った。

今日一日一日をせいいっぱい生きているアフリカの彼らと共に。ただ、生きていきたい。
訪ねたKenyaやEgipt,Morrocoの記憶、そしてそれ以外の深い深い大地の写真
がいつかまたあの地を訪れたい。強く思わせた。
NigerでJICAとして頑張ってるHachi-chan…。地球の裏側を思っています。
Peace for our only planet !

20080527

ONE FOR ALL

日本に戻り、ミャンマーのサイクロン、中国四川省の大地震と災害とそれをうけて世界もさまざまな動きを見せている。情報も少なく、とても気になります。
そんな中、NGO OxfamのTrail WalkerというEventにVolunteerとして参加してきました。

このイベントは、世界的に行われている4人1組のチームで参加するウォーキング・イベント。自分の体力に挑戦すると同時に、参加をきっかけに寄付金を集めて国際協力に貢献します。
日本で開催されて2度目の今回小田原から山中湖畔まで100Kmを48時間で歩くのです。ほとんど寝ずにです。

素晴らしいイベントでした。参加できて光栄でした。

人生の中で何かに自分の全力を駆ける。
この時代、この日本という国で生まれ、時々、自分のまわりのものを見渡せば、そのものの価値を忘れているようなこの世の中を思います。
人とのつながりも薄くなりがちで、誰かと協力して何かをすること、誰かを心から思いやって、心を開いていくことの難しさを感じている世の中を思います。
日本に住む私たちが何を食べようかと考えている間に地球の裏側では何人もの人たちが食べる物がなく命を落としているそんな現実も思います。
何かに力を注ぐことを怖がったり、躊躇したり、バカにしたりする人がいることも否めないと思います。
でも、少なくともあそこにいた人たちは、自分の全力を駆けて、お金では買えないかけがえのない何か大きなものを確実に得ていました。

昨年にCanadaで出会ったこの言葉を思い出しました。
"Many people but one planet. How can we learn to cooperate, understand
and care for each other?"
「たくさんの人間でも一つの星(地球)。どうやって協力し合うことを学び、理解し合い、お互いを思い合っていけるのだろうか。」

この言葉に出会った時に何かが心の奥に突き刺さり、ざわざわしました。2001年PeaceBoatに参加して以降、自分の見てきた色々な国を思い出しました。内戦の中で生きる人々、貧困という問題、目の当たりにした貧富の差…。

知ること、学ぶことが今の私に出来ることの一つと信じてきました。日本という国に生まれた自分。メディアのかたよった情報が流れ、人は何不自由なく暮らし、ものに囲まれ、仕事に追われ、忙しさ、プレッシャーに押しつぶされ、何かが見失われつつある私の国。その国の中でいつもこうやって自分に問いました。「どう生きるのか。」「この一つの星の中でどう生きるのか。」
未だ自分にそれを問い彷徨っているけれど、出会いに本当に学んでいます。すべての出会いに感謝です。

あんなにもたくさんのさまざまな国の人たちがいい顔して何かを成し遂げる輝く姿を見ると、自分も何かにもっともっと情熱を、全力を尽くしたくなってきました。これからの自分の新たな旅のいいスタートがきれそうです。

↓次はこのイベントに参加します。世界に向けて思いを届けます。(You tubeより映像上↑)

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     "ONE FOR ALL" ― 5月29日、横浜・山下公園に集結!
     世界の有名人とともに、貧困のない世界を求めよう!!
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●日時:2008年5月29日(木)受付11時~、イベント12時~ ※荒天中止
●場所:横浜・山下公園
●交通:みなとみらい線 元町・中華街駅 3番口 徒歩6分
●地図:http://www.oneforall2008.jp/PC/event.html
●参加登録:http://www.oneforall2008.jp/PC/one.html のページ右上「イベン
トに参加登録する」から!
●主催:ONE FOR ALL JAPAN
●協賛:me too キャンペーン http://www.metoo2008.jp/
    (アフリカ日本協議会/オックスファムジャパン/JOICFP/ワールド・ビ
ジョン・ジャパン)
●運営:ONE FOR ALL JAPAN 事務局(Tel: 03-3216-3140 (平日10~18時))

5月29日(木)、貧困解決を訴える一大イベント"ONE FOR ALL"が行われます!

これは、日本とアフリカ各国の首脳が話し合うアフリカ開発会議(TICAD)の開
催にあわせて来日する世界の有名人賛同者とともに集い、貧困解決を願って巨大
な「人」型をつくるものです!
この様子は上空のカメラから全世界に発信され、世界のリーダー達に届けられま
す。

このイベントは、イギリス現代彫刻の巨匠、アントニー・ゴームリーのコンセプ
ト・デザインによるもの。
イギリスで大きな影響力をもつ「コミック・リリーフ」のリチャード・カーティ
スや、「U2」のボノ、安藤忠雄氏といった多数の各界著名人の賛同を得ています


世界の貧困を解決するために、一人がみんなの声になり、みんなが大きな一人に
なる。

ぜひ山下公園で一緒に、世界のために声を届けましょう!