20100528

Blue Mountain National Park


6年ぶりに訪れたBlue Mountain National Park。
Sydneyを離れる前にもう一度行こうと思い、こっちで出会った同県人のYukiと行って来た。
トレッキングコースがきれいになっていたり、周辺をダブルデッカーが走っていたり、あの頃より公園内を周りやすくなっていた。
6年前工事中で下りていけなかった、Three Sisters(スリーシスターズ)の岩まで行くことができた。急な階段を下りて行って岩の上で撮った1枚。

途中、滝を見つけて眺めていると、ハワイ在住の日本人のご夫妻に出会った。しばらく話していると、旦那さんが、ジェノランケーブという洞窟に一緒に行ってみないかと誘ってくれた。たくさんいた方が楽しいし。と言ってくれた。
お言葉に甘えて、お二人の車でジェノランケーブまで。お二人は、ご夫婦での旅をとても楽しんでいる様子だった。私もお二人の世代になっても、こんな風にいい旅を続けてみたいなあ…
思ったよりも遠く、片道1時間半かかってしまったけれど、広大な丘が広がり、牛や羊も見れた。電車とは、また違った景色に感動した。
ジェノランケーブは、とても神秘的な場所だった。
50年も前に発見されたその場所は、まるで地球の裏側にでもいるような気分になった。
ここには、5つの洞窟があり、洞窟ごとにツアーになっていた。
私たちのツアーは、Temple of Baalという名が付いた洞窟。
その名前の由来は、この洞窟の奥深くで明らかになった。
洞窟の下から、水で出来た穴がとても高いところまで続いていて、その一番上で人の形をした石灰の塊がそびえ立っていたのだ。まるでお寺の中の神様のようだったことから、この名前が付いたという。
自然が作り出したものとは、思えないほど、繊細で、美しい形の石灰岩 や、石灰の塊にただただ圧倒させられた。
右の写真はAngel Wing 「天使の羽根」

Yukiが言っていた。「旅は変わるもの。」
出会いによってプランが変わったり、流れるままに楽しめる旅こそ旅。
なんともご縁な旅となった。
ニコさん、ひろみさんありがとう!

20100524

三浦・北川湿地

私が青春を過ごした三浦半島は三方が海に囲まれて、山もあり、川もあり、自然豊かな場所。

その三浦で多くの貴重な植物や生物が生息する県内最大級の湿地帯が、悲しいことに埋め立てられようとしている。というニュースが友人から送られてきた。
私が初めて見た蛍もこの辺りだった。

住宅開発やゴルフ場の建設など土地を埋め立てて、人を呼び込んで収益を上げようとする行政。
友人は言う。「お金は別のかたちでも手に入りますが、自然は別のかたちでは手に入れることはできません。」


人口を増やすことはもちろん収益にもつながるだろうけれど、どう自然と共存して行くのかを考えることも重要。

これからもっともっと自然を守って行くことの重要性を考えていける地球人に。
まずは、自分から学びを続けていきたいと思う。

ホタルの谷へ搬入路/三浦・北川湿地  

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000151004190001

20100521

Uluru


日本から来た友人のKarinとBack packersで再会を果たした。Karinとここ、Australiaで会って、一緒に旅するなんて…しかもあのエアーズロックを見に行くなんて、一生に一度出来るか出来ないかの旅。Once a life time chance~一生に一度の機会~なのだ。

旅をしていると、みんな「Where are you from? (どこから来たの?)」という質問から会話が始まって行く。だいたい旅行者の間では、それは、育ってきた場所を言うかもしれない。
日本に住んでいるKarinはいつも「I'm from Japan.(日本から来た。)」と答える。日本在住7年。日本から海外に旅行して、日本に帰ってくると、あー、自分のHOMEに帰ってきた~という気分になると言う。そんなHeartは日本人のKarinとここAustraliaを旅できたのは、非常に面白い体験だった。

Karinが到着した次の日から参加した3日間のアウトバックツアー。天候は曇りから次第に快晴に!
Tourでの素敵な出会いに感謝。
金沢で3年間、英語の先生をしていたアイルランド人のFiona。
心が溶けちゃうくらいの優しさを分けてくれたスイスからの10代Angel3人組Marie,Anne,Megane。

日本からは、1人旅をしていたKuniさん。私の父の世代だけど、世界に興味を持って、旅をしていた。
しょうこさんにさやさん。1日はみんなでTeamJapanとして、Camp場でやきそばを作った。
他にもたくさんの素敵な人との出会い。

最後にドイツからのOleの言った言葉が忘れられない。
''We will come across twice in our lives.''
「人は人生で2度出会えるんだ。」
そうかもしれない。その人自身に出会えなくとも、その人を思い出すきっかけは、必ずある気がする。それは、たとえ人生のほんの数日を共にした仲だとしてもだ。
彼は、誰にも別れを告げづに、この言葉をKarinに残して、最後のPartyの会場を去った。
きっとまたどこかで会える。そんな気がする。

Ayers Rock。現地ではUluruと呼ばれる。
これを見た時、アボリジニの人々にとってこの場所が、神聖な場所だということに私自身、間違いないと思った。
初めて、富士山を見た時は、いくつの時だっただろう。
父が運転する車の中から、富士山を見て、「オーラが見える。」と言った自分を覚えている。幼い子どもがそんなことを言ったもんだから、両親は笑ってしまっていた。
でも、なんだか、この大きな岩を見た時に、再び、オーラが見えた気がした。何か、神聖なベールに包まれていて、尊厳を持つようなその姿に吸い込まれて、なんだかちっぽけな人間である自分は、震える思いだった。

大きな岩は、日の光によって、オーロラのように色を変えていく。朝日が上る際に見た岩は、本当に感動的だった。
自然の作り出したものというのは、本当に尊くて、とても純粋で、美しい。
Mother Natureがあり、私がいる。感謝である。

20100501

Alice springs

Alice springs に着いた日、前日からの大雨でいつもはカラカラに乾いているというTodd Riverが大洪水になっていた。はじめのうち、嬉しそうに泳いでいる子どももいたが、数時間もすると危ないくらい水の勢いが増した。道路にも、水が溢れだし、車も、川の水を掻き分けて通っていたが、次第にそれも危なくなった。

年に数回しか水が流れないこの川に水が流れたのは、とても珍しいことらしく、たくさんの人が橋から川を眺めていた。

2日後からのアウトバック・ツアーは一体どうなってしまうのかと、心配になりつつも…しっかり、このAlice springsも楽しんだ。

このAlice springsでは、日本から友だちのKarinの到着を待つ。
Karinは年齢も国籍も違うけれど、どこかお互い似た部分を持っている。声が大きいところに始まり、細かいことを気にしないところ、お酒が好きなところ、旅が好きなところ、人が好きなところ…彼女は私のAmerican sisterだ。彼女もWorld Traveler。今までもAsiaを中心にいろいろな国を旅してきた。今回、そんな私のAmerican sisterと旅が出来る。それも、あのエアーズロックを見に行くなんて…それだけで既にいい旅だと言えた。

 Backpackersで、素敵なGermanの女の子と出会った。彼女の名前はLaura。話しているだけで、彼女の優しさや、家族からの愛を感じる子だった。
彼女は、笑いながら、「今朝、もう1人のGermanの女の子が発ったんだけど、朝早くて、真っ暗だったからだと思うんだけど、私のビーチサンダルを片方履いて行っちゃったの。」とビーチサンダルを見せてくれた。「サイズも小さくて履き心地が悪いから、スーパーに行かなくちゃ。一緒に行きませんか。」と誘ってくれたので、一緒に町に出た。彼女と話したり、町でショッピングするのは、とっても楽しい時間だった。

帰ると、新しい女の子が部屋に入ってきた。どうやらJapanese?「私の日本からですか!?」の問いに元気よく「はいっ!!!」と答えてくれたのは、1年かけて世界中を1人で旅してきたやすこさん!!!彼女からはぽわっとした雰囲気の中にも人と違う芯の強さを感じた。

夕方、やすこさんが町へ行くというので、私もついでに夕日がきれいに見えそうだと目をつけていたAnzac Hillに向かう。
夕日がだんだん落ちていっているのを追いかけて丘を駆け上がる私たち。
なんとか間に合った~~~?
いや~~~~~~~~絶景!!!
雨上がりの空には2重の虹!
Alice Springsの町全体を見下ろす。向こうには、二つの岩山の谷間に一本の道をつくっているMcdonnnell range。空港はその向こう。
反対側は、どこまでも続く大地。

大自然オーストラリアに来た!!!!2日後からは、あの果てしない大地の向こうを目指す!まだ見ぬ大自然があるのだろうと冒険心が騒いだ。