20100828

ただいっしょに生きていきたい。

日本にいると、世界とのつながりを何かもっと感じたい…。と思う。

以前のミャンマーでの自分の気持ちをもう一度確かめる。

「ただいっしょに生きていきたい。」

その言葉に出会うまでは、心のどこかで、何か見える形で、何か少し名のあることをしたいと思っていたのか、そうでなければいけないと思っていたのか…。

でも、そうではなかった。ミャンマーで一緒に旅をした北海道の先生がこの言葉を教えてくれた時に、なんだかふっと肩の力が抜いて等身大の自分で生きていけそうな気がしたのを覚えている。


思い出というのは、大きな支えだ。

忘れてしまいそうになるのは、もう一度思い出すため。

思い出して、また強くなれる言葉や情景がある。
忘れてしまいそうになっても、心のどこかにいつもあって、引き出される時がいつもBESTなタイミングなのだ。



(過去のBlogから…。)
私のミャンマーでの話をしたい。
YMCAで働いている頃、2004年ミャンマーの無医村を医師や看護婦の一行と訪ねるボランティアの旅に参加した。 そこで出会った村の子どもたちに私は大きな愛をもらった。
診療所の手伝いの合間、私が子どもたちと遊ぼうと外に出るとどこからか、たくさんの子どもたちが取り囲む。
いつの間にかちいさな手がたくさんたくさん私と 手をつなごうと私の右左一つずつしかない手のひらの中に入ってこようとする。 その手のぬくもり。
言葉が通じ合わないけれど、意味がわからなくても私の話す声の調子を一生懸命聞いて、顔を見て何を考えているのか読み取ろうとするそのまっすぐな瞳。
その見えない力が私たちも子どもたちも笑顔でいることへ導いた。以心伝心だった。
それを感じた時、胸の中がじんわりとやわらかくやさしい気持ちになった。
目に見えないものの大切さや豊かさを改めて感じた。
今、人と接すること、関わること、ぶつかることを恐れないでと伝えたい。相手を想い、気持ちを伝え合うこと、ぶつけ合うこと、そこから生まれる気持ちの強 さ、あたたかさを感じてほしい。 全ての国の人、地球上のどんな人にも、一つのhugが、一つの握手が、一つの手が、一つの言葉が、一つの笑顔が、一つの思いが、心をやさしくさせる瞬間が きっとある。

「ただいっしょに生きていきたい。」のだ。

20100826

AFRICAN THUNDERSTORM

友人からまたも素晴らしい映像が送られてきた。
これは、1980年代POP、TOTO(トト)のAfricaという曲をスロベニアのアカペラグループが歌っている映像。
この彼らのAfricaのアレンジはすごい!
静かなところで耳を済ませて聞いてみて欲しい。

はじまりは、彼らの手が降らす雨、そして雷…。
それが、なんとも素晴らしいのであります。

何のことだかわからないでしょう…。
見て、聴いてみてください。

こうした音楽で与えられる感動、人を揺さぶる、心を揺さぶる、五感を揺さぶるものを生み出す力はすごいものだ。
いい人生、時々「感動」。
Enjoy the music !

http://www.tvkim.com/watch/20/kims-picks-african-thunderstorm
This fun YouTube video features a 1980s pop classic. The rock band Toto scored their biggest hit with Africa in 1982.  The song is instantly recognizable.  But it has been reinvented.  Perpetuum Jazzile is an a cappella jazz choir from Slovenia.  It's hard to think of something further from an '80s rock band.  But their version of Africa may best the original.  The group has amazing voices.  But the beginning of this video is really striking.  Group members simulate an African thunderstorm with their hands.  It's really something to see and hear.

20100822

Tomatoes


友人のお庭で取れたトマト。おすそ分けしてもらった。ジェリービーンズのように色鮮やかなトマトたち。甘くておいしかったよ。ありがとう。

私の両親も家庭菜園でトマトやピーマン、しそやバジルを育てている。
自分で育てるものは何よりも勝る。
家庭菜園は自然の恵みを感じながら、そして楽しみながら生きるスパイスだろう。

Australiaにいるときは、いつもバジルや、コリアンダー、イタリアンパセリを市場で安く、たくさん買っては、エスニックな料理や、イタリアン料理に使っていた。
日本はそうした香草系はお高い;;;
是非、自分で育ててみたい。

20100821

Spread happy movement !

日本に帰ってきた。

外に出ると、いろんなことに、少し空しさを覚えていた。
道で、すれ違う人と目を合わせることもない。
電車に乗ると、いつも携帯電話とにらめっこ。
お年寄りに席を譲れない人たち。

テレビを付ければ国内の変わったニュースばかり。

人は、なぜかうつむいた表情に見えてしまうし、
流れるニュースは、悲しみや怒りを感じるものばかり。


ぽかんとしていた私にAmericaの友人から映像が送られてきた。
数年前に、Australiaから広まったFree Hugをどこかの国の人達が道で行っていた。

Canadaでも、Australiaでも、行われていたので、なんだかなんてことない風景になってしまっていたはずだったその映像に改めて今気づかされた。

自分の感情を表現すること、嬉しいとき、楽しいとき、目一杯笑うこと、その喜びを、笑顔を分かち合うこと。
知らない人にも興味、関心を持つこと。
知らない人と笑顔を分かち合うことや、目を合わせることを怖れずに前を見て堂々と歩くこと。
こんな風景がもっともっとここ日本で見たいのだ。
そんな心をちょっとでも見たい。
ちょっとした笑顔や、ちょっとした幸せを分かち合っていきたい。
悲しみや、危機感、不安や恐ればかりではなくて、幸せや感動もしっかり分かち合えるように。
そんなHappy powerが必要な気がした。
素晴らしいタイミングでぽかんとしていた私に友人は、そんなことを気づかせてくれた。
小さな微笑みからでもいい。
私自身そんなHappy movementがここで発信できるように生きていかなければ。

バス停の先頭に立って、バスを待っていると、いろんな人が「~行きのバスはもう行きましたか。」などと話しかけてくる。
そんな知らない人とのささやかなふれあいに嬉しくなる。
そんなふれあいを大事に生きていきたい。
友人Valが送ってくれた映像。
http://www.youtube.com/watch_popup?v=hN8CKwdosjE


いやはや…しかし、日本のテレビは世界の情報が薄い。

毎日、インターネットでニュースを見るのが日課となった。
Twitterなどは、好かん!と思っていたが、世界中のNewsや国内の活動家の人たちからの情報が読めるのはとても勉強になる。

パキスタンの洪水は、近年で最悪な規模だと言われている。

パキスタンの洪水では1500人を越え、被災者は1200万人以上、350万人の子どもたちが伝染病の危機にさらされている。
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2748796/6085266

写真:
Seattleでの友人のWedding giftに楽焼きで愛という字を書くにあたり、お友だちのゆうこ先生にご教授いただいて書いた。「愛」。
何回も書いていると…だんだん「変」 に見えてきたりして…。
「愛」の中には、「心」「友」が…。漢字は深い…。これからもっと書の世界を嗜みたい!

「愛」が広がりますように!!
広がれ!Happy movement!

20100814

ICHIRO

Seattleでは、ICHIROはHERO。
それは、本当だった!
球場に着くと、老若男女だれもが、51番の背番号T-shirtsを着ていた。

初めてのメジャーリーグ野球観戦。
エンターテイメントだ!
球場までの道のりもお祭り騒ぎ。
球場は、なんだか遊園地のようだった。
老若男女楽しむファミリーエンターテイメントといった感じ。
すっごく楽しかった~。
 
電光掲示板のカメラ映像に自分たちが映らないか…とみんながはしゃぐはしゃぐ。
得点が入ったら、知らない人同士も、喜び合って。
客席の大きなウェーブ。
楽しいリズムに合わせて手拍子して、踊って。
ビール飲んで。
いや~楽しかった。

Timさんいわく野球観戦はビール、ホットドッグとピーナッツ(いわゆる殻付き落花生)と決まってるらしい。

そして、とうとうお会いしてしまいました。
MR. ICHIRO SUZUKI

すぐ近くで拝見しました。
一つ一つの動きに野球への真剣な姿勢が伝わってきました。



隣の少女たちが叫ぶ“I love you ICHIRO !”
なぜかつられて私も叫ぶ“I love you too ICHIRO !”
その私のうるさい声に、笑ってこっちを見てくれたICHIRO。
すみません。年甲斐もなく…。笑。
素敵でした。



20100805

花火-Fireworks-

花火の季節。夏。
先週葉山に住む友達Karinに誘われ、彼女の家の前のBeachからたくさんの人と花火を見た。
少し上の写真では見づらいけれど、ここからの花火がすんばらしかったのは、右に江ノ島が見えて、左に富士山が見えて、その間を花火が打ちあがる。
なんとも言えない「にっぽんの夏の夜」となった。
今年初めに見た花火はJuly3rdはアメリカはSeattleでの独立記念日で見た花火だ。
友人Emi&Timの結婚式の次の日だった。
アメリカでは、この日に合わせて、手持ちの花火が仮設の売り場が設置されて売られる。
昼過ぎから、あちこちの家でBBQや花火を楽しむ姿が見られる。
日が長いSeattleの花火が打ちあがり始めたのは、夜10時過ぎだった。
あちこちで花火が上がっているのが見える。
独立記念日は年に一度だけ。同じ日に何箇所もの場所から花火が上がる。
日本では、ちょっと考えられない光景を楽しんだ。
もちろん。「玉や~!」と叫びながら。
誰もわかりっこないけど;;;
July 3rd Port Orchard, Seattle

20100804

Back in Canada - Vancouver Island -

Spirit pole

Canadaは私の第2のふるさとと呼べる場所。
私の初めての外国であり、自分の世界を大きく広げてくれた場所。
Vancouver Islandには、私のCanadian familyとも言える10年来の知り合いがいる。
私の初めての海外留学で、お世話になったHost familyである。

彼らの住むVancouver Islandには、たくさんのFirst Nation(ファーストネイション)北米先住民族の文化に触れることができる場所がある。

Spirit pole 2008 
前回、2年前にVancouver Islandを訪ねた際、Cowichan(カウチン族)のイベントSpirit pole projectで実際にトーテンポールを彫る機会に恵まれた。
このSpirit pole projectはBritsh Colombia州50の地域を周り、あらゆる人がこのトーテンポールの彫刻に参加し、完成させるというものだった。以前から、First Nationの文化や、トーテンポールなどのArtに興味を持っていた私にとって、これは、感動体験であった。

今回は、そのトーテンポールが一体どこに置かれたのか実際に見てみたいと思い、トーテンポール探しの旅をすることになった。

当初、Cowichan bayに建立されるということでCowichan bayに行って見たが、見当たらず、人に訊ね歩いて、隣町のDuncanにあるとの情報を得て、Duncanまで。
そして、とうとう見つけた。Spirit pole。
レイバン(ワタリガラス)、ビーバー、鮭、蛙の彫刻。
きれいに色が塗られ、ところどころ動物の目に、銅メッキが貼られていた。
自分が彫ったのは、確か一番上のレイバンの辺りだった。
あれから、あちこちを廻って、こんなに素晴らしく完成したのか…。
再会に感激であった。
Canadaの魅力はなんといっても、この自然。
朝から、Trailを散歩したり、1、2時間ハイキングしたり。
たくさんの緑に囲まれて、自然との共存が当たり前の日常がそこにはある。
1日、Seattleが見える海沿いの少し長いTrailをHost familyと歩いていた。
Trailを半分くらい歩き、岩場でおやつを食べながら休憩していると、Seal おっとせいが、2、3頭近くを泳いでいた。日本では、おっとせいは、水族館などで見ると、少しぽっちゃりな感じに見えると思けれど、その時見たおっとせいの姿は海蛇のようにひょろりとしていた。
そのおっとせいたちを目で追っていくと、なんとあれよあれよと何頭ものおっとせいが現れた。8頭ほどいただろうか…そのうち一家族全員、岩場に上がって、休憩をし始めた。
a big seal family
あんなにたくさんの野生のおっとせいを一度に見たことはない。
少し離れていたから写真では上手く取れなかったけれど、肉眼ではしっかり見ることができた。

前回同じTrailを歩いたときには、鯨を見ることが出来たり、大きな白いくちばしの鷹が木にとまっていたり。
毎回、歩く度に、違った風景があって、貴重な動物や植物に出会うことができる。

Canadaを離れると、いつもこんな自然との暮らしが恋しくなる。
また、次回Canadaを訪ねる時には、どんな発見があるだろう。楽しみだ。