20110227

日本の中のSOS



日本の中でSOSが発信されている。
山口県上関町の祝島からのSOS。
あなたの耳には届いているだろうか。
メディアが報道していない日本の動きを知っているだろうか。

昨日、駅を降りると、二人の女性が、ビラを配っていた。
祝島のことをみんなに知ってもらおうと、作ったビラを配っていたのだ。
私がこの祝島を知ったきっかけだった映画「ミツバチ」の上映実行委員会だった方たちだろう。

私は、Web上での抗議文について、少し聞いてみようと話しかけた。
彼女は、声を震わせながら、
先日、祝島に行った際、祝島の人たちが中国電力の作業員とぶつかり合っているところを目の当たりにして、これは緊急事態だと涙ながらに話してくれた。
私が、何か私にできることは。と尋ねると、これを、少しでも多くの人に配ってほしいと、彼女が持っていたビラの半分私に渡してくれた。
抗議文より署名より、何より、私が、これを一人でも多くの人に広めていくことが大事なんだと思った。
配られていたビラ。
 
祝島のタミちゃんという方の声がTweetされていて、祝島の人たちの気持ちが伝わってくる。
『わしらは中電の作業員を憎んでいないんよ。むしろ 同情してるし、可哀想だと思ってる。彼らは家族もあるし命令されてるだけだから。でもね、どんなことがあってもわしらは金で海をうる事はできんのんよ。 1000年以上も島を守り続けてきた先祖や、これからの子に申し訳がたたんけ』




海を守ること、生活を守ること。いつから、私たちはそんな当たり前のことが出来なくなってしまったのだろうか。

それにしても、日本のメディアは、世界の情報もしっかり伝えていなければ、この国、日本自体のこのような市民の大きな動きさえも、あきれるほど報道していない。一体誰のためのメディアで、何のためのメディアなのだろうか。上っ面の情報だけが飛び交い、それに、左右されていく。そんなメディアに踊らされる私たちであってはいけないと強く思う。

祝島についてもっと知りたい人は、私が観た鎌仲監督のドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」を観られるといいと思います。  

明日は、フリマ出店。ビラを配りたいと思います。

<過去関連記事>

BON VOYAGE !: 祝島: "午前2時半からライブ映像が流れている。 瀬戸内海の祝島だ。 今、大きな局面を迎えている。 人口500人の祝島。対岸の原発の建設計画に島民が自分たちの生活を守るため、島、海を守るために必死で戦ってきている。今朝、午前2時半から真っ暗闇の 中、中国電力の埋め立てへの強行な動きが..."

BON VOYAGE !: ミツバチの羽音と地球の回転: "鎌仲ひとみ監督の作品「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会が近くで行われると聞いて、出かけた。 瀬戸内海にある、人口500人の祝島。対岸の原発の建設計画に島民が自分たちの生活を守るため、島、海を守るために必死で戦っていた。 限りある化石燃料に頼って生きる今の生活は、何世代にも..."


20110221

祝島


前2時半からライブ映像が流れている。


瀬戸内海の祝島だ。
今、大きな局面を迎えている。

人口500人の祝島。対岸の原発の建設計画に島民が自分たちの生活を守るため、島、海を守るために必死で戦ってきている。今朝、午前2時半から真っ暗闇の中、中国電力の埋め立てへの強行な動きがあり、大勢の人が全国から集まり、中国電力の動きを阻止しようとしている。

ライブ映像:
虹のカヤック隊
http://ameblo.jp/nijinokayaker/

祝島 島民の会Blog
http://blog.shimabito.net/
マスコミの姿は今のところ、まだ見えていないようだ。
日本のメディアにはつくづく疑問を感じる。
今、こうして、多くの人がSNSなどを通して広めている。 

私が祝島を知ったのは、昨年の秋に出会った映画「ミツバチの羽音と地球の回転」からだ。(下記過去ログ。)監督も急遽現地に向かったそうだ。

BON VOYAGE !: ミツバチの羽音と地球の回転: "鎌仲ひとみ監督の作品「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会が近くで行われると聞いて、出かけた。 瀬戸内海にある、人口500人の祝島。対岸の原発の建設計画に島民が自分たちの生活を守るため、島、海を守るために必死で戦っていた。 限りある化石燃料に頼って生きる今の生活は、何世代にも..."

美しい自然を守るため、そして、自分たちの生活を守るため、次の世代に残していくために。
島が一丸となって、年配の人も体を張って、戦ってきた。
全国の「ミツバチ」を観た人、そして、そこから広がった「思い」がCHANGEを起こせると信じ、見守っている。それだけでなく、夜行列車で祝島に向かっている人も少なくない。
これは、自分たちの問題なのだ。
今、日本で起こっていることなのだ。


祝島!がんばれ!!!ふんばれ!!!
WE CAN MAKE A CHANGE!!






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島民の会より緊急の状況報告です。
中国電力が週明けの2月21日(月)から数百人規模の動員をかけ、埋立て工事を強行しようとしているそうです。

海では祝島を除く近辺の推進派漁業者の船数十隻を自主警戒船として雇って漁業者同士を争わせ、その混乱の中で作業台船を工事海域まで入れようとしているようです。
また陸上では、中国電力の社員や警備員、作業員など数百名が建設予定地海岸(上関町田ノ浦)を封鎖し、浜への立ち入りをさせないようにして作業を進めようとしているとみられています。

真偽のほどは不明ですが、社員、警備員、作業員、警戒船の漁業者など、中国電力の今回の動員数の合計は、祝島の人口(500人弱)を超えるのではないか、という話もあります。

これまで中国電力は、祝島をはじめとした上関原発計画に反対する上関町の住民に対し、理解を求める努力も満足にすることなく、裁判、あるいは直接的な力でもって原発建設をむりやり推し進めようとしてきました。
そしてそれは今回も同様のようです。

島民の会としては、中国電力がどのような形で作業を強行しようとしてきたとしても、これまでと同様に決して暴力などを使うことなく、そのうえで原発建設に反対し、自分たちの生活を守り、豊かな海や自然をつぎの世代に残す意思を示していきます。

中国電力が2月21日に実際に作業を強行しようとしてきた場合には、このblogをはじめとしてさまざまな人がさまざまな形でその状況を発信することになるかと思います。
その際には、各マスメディアやblog等でその情報を広め、中国電力の暴挙を多くの方々に知っていただけるようご協力をお願いしたいと思います。

また上関原発問題については、ざっと挙げただけでも下記のような現状・問題点があります。
中国電力や山口県、経産省にぜひ抗議、また疑問の声を届けてください。
(経験者の方によるとメールよりもFAXの方が相手方にきちんと読んでいただけるとのことです。ただ相手方の業務に支障がでないよう十分ご留意ください)

・ 地域住民、とりわけ予定地対岸に住む祝島島民の同意や理解もない中での工事の強行
・ 中国電力は約30年もの間、祝島島民など上関原発建設に反対する人たちへの理解を求める活動を満足にしてこなかったこと、また現状でもできていないこと
・ 中国電力が地元住民を裁判で訴えて反対運動を止めさせようとしていて、SLAPP訴訟(嫌がらせ訴訟)だと指摘されていること
・ 祝島の漁業者が約10億8000万円もの漁業補償金の受け取りを拒否して原発建設に反対していること
・ 推進派の漁業者を電力会社が大量に雇って、地元の漁業者同士を海上で争わせようとしていること
・ カンムリウミスズメなど希少な動植物の調査が十分行われていないことを学会等に指摘されていること
・ 予定地の陸・海域はCOP10(生物多様性国際会議)でも注目されたほどの「奇跡の海」で、なおかつ日本は2012年までCOP10の議長国であること
・ 原子炉設置の許可も出されていないうちに埋め立て工事をしようとしていること
・ 埋め立て許可免許の期限の3年間のうちすでに1年4か月が過ぎ、期限内の埋め立て工事の竣工が事実上不可能な状況と、そういった状況にもかかわらず工事を強行しようとすること
・ 上関立地プロジェクトが山下中国電力社長の直轄になったとたんに、上記のような状況を無視して工事を強行しようしてきたこと


中国電力本社
TEL 082- 241-0211
FAX 082- 523-6185
メール https://cc-www.energia.co.jp/faq/1024/app/servlet/ext_inquiry_a?linkid=904&linkstr=%8C%B4%8E%71%97%CD%8F%EE%95%F1
中国電力 上関原発準備事務所
TEL 0820- 62-1111

山口県知事への提言
TEL 083- 933-2570
FAX 083- 933-2599
メール https://cgi01.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/koho/chiji-teigen/3teigen.htm

経産省
経済産業省大臣 海江田万里
TEL.03-3508-7316
FAX.03-3508-3316
e-mail: office@kaiedabanri.jp

原子力発電立地対策・広報室
03-3501-1873

上関原発計画を止め、次の世代にこの豊かな瀬戸内の海を残すため、多くの皆様のご協力をどうかお願いいたします。
また長文ではありますが、この呼びかけをblogやML等に転送、転載して広げていただけると助かります。
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転載ここまで


↓美しい祝島。
虹のカヤック隊

20110220

わかめ越しの江ノ島

わかめ越しの江ノ島


きれいに並ぶわかめの向こうに江ノ島を見ながら、今日は、森戸海岸でピクニック。
ここ最近曇り空が続いていたけど、海辺は日差しが強いくらいだった。
群馬から会いに来てくれた友人を向かえて、わかめをつまみに!?とんびにつつかれながら!?
ワインを飲んだり…スケッチ大会をしたり。

お金を使わずにつくるSpecialな時間。
のんびりとした休日。
こんな休日をオーストラリアではよく過ごしていたっけ。
日本でも、こんな休日。良いではないの。
海があり、山があり、共に笑える友人がいる。
幸せである。



20110212

寒梅

雪が降った。
きーんとした寒さ。
北国にいるみたい。
久しぶりだなあ。
この感覚。
祖母の家の梅はそんな寒さの中、曇り空の中、
雪の雫を落としながら、
やさしく、かわいらしく咲いていた。
梅は、なんだかこんな日が素敵に見える。
ごつごつしたたくましい枝に、かわいらしく白く微笑んでいる。
この雪が解けたら、春がやってくるのかな。


今朝、葉山の丘の上からの雪景色。
そして、今、再び雪が降り出した。
静かにしんしんと降る雪ってきれいだなあ。


真っ白な逗子ビーチ。

20110210

おから。

近くのビーチまで散歩。
沈んでいく太陽がぼんやり大きい。
ぼーっと眺めて、頭は空っぽになった。
海は、見るだけで気分が晴れ晴れする。

 
えー、さて。
今日の晩ごはん。
おから…のみ。
って冗談。
を言えるぐらいフライパンいっぱいにつくった。

だって、散歩帰りにスーパーに寄ったら、
「生おから」34円!?
「遺伝子組み換え大豆は使用しておりません」 なのに!?
そりゃあ、今日はおからだ。

いやぁ、やさしい味。日本の味ですわ。
Australiaにいた頃、何が食べたかったって、これが食べたかった!!
大豆から作ろうかと思ったぐらい。
日本はすごいなあ。大豆製品。
しょうゆ、味噌、豆腐、納豆、おから、厚揚げ、油揚げ…。
日本人の食生活にはなくてはならないもの。
今は、欧米でも、積極的に味噌や、しょうゆ、豆腐などがスーパーに並んでいる。
コレステロールも低く、ガン予防にもなる。
大豆様様。食べましょう。

あ。おからに、こんにゃくを入れ忘れたなあ。(笑)
ま、贅沢は言いません。 

20110208

a letter from the sky

 

先日、ドイツへ旅立った友だちから、まさに旅立ちの日、今頃空の上で爆睡だろうというまさにOn timeで、手紙が届いた。
彼女のことを思い出しながら、空を仰いでいたので、なんとなく、これは「空からの手紙」だった。
彼女が好きなターシャ・テューダさんのカード。

先日、旅立ちを前に彼女に会った。
あれは、何とも3年ぶり、いや、もしかしたら4年ぶりの再会だった。
私たちは短大で出会い、一緒にCanadaはPrinceEdwardIslandに語学研修へ行った仲だ。もう10年以上も前の話になる。
あのPEIとの出会い、あの旅そのものが、大げさかもしれないが、私たちの人生を変えるものとなった。あの時に気づいたもの、感じたものが、まさに今の自分へとつながってきた気がする。彼女もそう感じている。
彼女には、いつも何か圧倒されるパワーを感じる。
それは、短大の頃から何も変わっていない。
美人なのに、面白くて、時々ヤンキー並みに騒ぎ立てたかと思えば、繊細で、心が温かく感性が豊かだ。時々ずどおーんとパワーを突き放したかと思ったら、このカードのように詩的な言葉を綴り始める。見返りを求めない、すこーんと気持ちいい明るさと優しさがある。なんとも不思議な魅力で、人を放さない。それが彼女。
そんな彼女の新しい旅がドイツから始まる。
正直、私は国はどこだっていいと思った。彼女のパワーが今より一層解き放たれるのならば。
「今」って儚い時を幸せで、楽しく生きていたい。それが、過去の自分、未来の自分への''Present''だから。
彼女の手紙に、そう書かれていた。
そのパワーをどんな風にドイツで突き放つのか、私まで楽しみである。
BON VOYAGE !! 良い旅を。

20110206

Imagine | Playing For Change



このPlaying for changeは、以前にもこのBlogで紹介したけど、あれからもどんどん様々な楽曲が作られていて、中でもこのImagineはいい。No boundary(境界線はない)を改めて感じる。

今読んでいる本で、音楽を愛する著者がミュージシャンについてこんな言葉を記していた。
「自由に表現することは、平和でなければできないと知っていて、時代の風や、人の痛みを分かち合う感性を音楽として表現する。」(「ダウンシフターズ」by高坂勝)

音楽を通して、世界に活気を与え、世界をつなぎ、平和を運ぶ。国も、人生のバックグランドもすべてを超越して「人間」という仲間が音楽で一つになる。
そんな目的で約10年前から始まったこのプロジェクトも今では、音楽や芸術の教育を世界に広げる財団を立ち上げ、参加した世界中のミュージシャンを集めて、コンサートツアーも開催している。

日本では、大和証券のCMで知られているけど、今もやっているのかな。あのCM。(テレビを持たない私です;)

Imagine。ジョンも、こんな風にこの曲が世界中の人に歌われて平和を表現できていることを、天国から喜んでくれているはず。
Peace through Music !
One world One citizens !!

過去の関連ページ:
BON VOYAGE !: Playing For Change | Peace Through Music: "Playing For Change | Peace Through Music ↑ この映像が使われているCMが日本のTVで流れている。 これは、音楽を通じて世界に活気やつながり、平和をもたらすことを目的としたプロジェクト “PLAYING FOR CHANGE” アメリカ...

20110205

冬の終わりに…。

ラーメンどんぶりで…。

もう、かれこれ2週間近く悪い風邪にやられている。
声が出ないってつらい…。
Australiaから来ている友人がそんな私にChicken Soupを作ってくれた。
栄養があり、消化しやすいことから、欧米の風邪の時の民間療法としてよく知られるこのChicken Soup。
いわゆるおふくろの味。
日本人の私も、どこかの国で食べていて親しみのある味に懐かしさを感じてしまう。
鶏肉の切り身、人参、玉ねぎ、セロリ、パセリから作られ、タイムがまた、体に良さそうな味を作る。
体があったまって、そのままベッドに入る。これで、明日はOKだろう。

…と思いきや、声は、そうそう簡単に出てくれないようだ。
 声が出ないまま、節分という大イベントが待ち受ける学校へ。
ふりしぼりましたよ。そりゃあ。
学生に声がおかまみたいと思われていたって。
仕方ありませんよ。
その日、家に帰ると、手作り寿司「恵方巻き」が待っていた!
Australiaからの友人は初体験寿司作りに大興奮。
そして、もちろん寿司を食べた後には、豆撒き。
声が出ないので、つぶやきになってしまった
「鬼は外、福は内…。」

セブンイレブンの恵方巻きは、写真だけ楽しみました。

シェアメイト、鬼を作りました…。
くぅっ…。かわいすぎる…。
豆投げれないやないかい…。












さて、節分は冬の終わりと春の始まりを告げる。
庭にもゆりの花が咲き始めた。
少しずつ暖かくなっていく。
春の訪れを日々感じていきたい。

Australiaからの友人は、今日、また新たな仕事探しの旅に出た。
昨夜、最後のごちそうは、焼き鳥と焼酎お湯割り。そして、リクエストに答えてラーメン。
いやあ~~~屋台ですな。
焼き鳥With柚子こしょう
最高。

20110201

エジプトで起こっていること。

エジプト、カイロ中心部では、現在、政治の正常化を求めて100万人規模のデモが行われている。
「エジプトの一青年」と匿名で名乗る人物のBlogへの寄稿が世界中に今広がっている。
訳されたものがここに。
http://www.webdice.jp/dice/detail/2864/

政府により、インターネットの遮断が続く中、このデモの呼びかけは、携帯電話を通じて広められているようだ。
アルジャジーラでは、続く100万人規模のデモをネット中継している。
この広場から離れたところでもデモは広まっていっている様子。
Al Jazeera English: Live Stream - Watch Now - Al Jazeera English

My Valentine !?

こんなチョコレートをお友達にいただきました。
どこに捨てたんだ…私が捨てたのか…。
男運って…。
ま、とりあえず食べておけ。
中には、おみくじならぬステッカーが入っていた。
私のバレンタイン、しゅーりょーの気分。