行ってきました。
尾瀬一人旅。
感動しました。大自然!
日本にもまだまだ見ていない素晴らしい風景がたくさんあるのだと実感。
外国にいる時は、近くに多くの自然があり、休日の度にナショナルパーク(国立公園)へトレッキングに出かけたりしていたのに、
日本に帰ってから、なかなか遠くの国立公園までは足を運べずにいた。
尾瀬はずっと行ってみたかった場所。
早朝、尾瀬の鳩待峠に到着。
晴れていたのに、鳩待峠に着いたら、霧がお出迎え。
でも、霧も好き。こんな道をひたすら歩く。
この場所はカナダのRain forest(雨林)を思い出させた。
しんとしていて、水の音や、鳥の声が響き渡る。
これは熊さんに私が通ることをお知らせするベル。
1時間ほど歩くと、「山の鼻」という開けた場所に出る。
右に行くと尾瀬ヶ原。
左に行くと尾瀬ヶ原を望む至仏山の入り口となっている。
山の鼻で広大な景色を見ながらのんびり朝食を取って、
さてさて、尾瀬ヶ原を一望できる山に挑戦である。久しぶりの高い山。
山開きしたばかり、標高2228mの至仏山である。
朝の6時に上り始めた。
カナダやオーストラリアで出会ったような大自然の景色が日本にもある。
まだ見ていないだけだったり、町にいると、そのことを忘れてしまっていたりするだけなのだ。
1時間程上ると、尾瀬ヶ原のこんな美しい景色が霧の中から浮かび上がってきた。
立ち止まり、振り返っては、広大な尾瀬ヶ原を眺める。
雲がどんどん下へ降りていくような気がする。
雲が薄くなったり、どんどん濃くなったり。
雲ってこんな風に出来ていくのか…。
ひたすら登る登る登る!
足場に気をつけて、一歩一歩着実に!
どんどん岩の道になっていく。
まるでロッククライミング。
全身を使って登る登る!
これが、また楽しい。
途中に鎖場も。
これを使って登る登る。
なんでこの山「至仏山」っていうのかな~
なんてぼんやり考えたりしていると…
ふと目の前の岩が、「仏」に見えたりして?
2時間半が過ぎた頃、青空が見えてきた。
ゴツゴツした岩山は、オーストラリアを思い出させた。
ただただ無心になって登る登る!
表示があまりなく、今一体どのくらい登ってきたのかわからない。
でも、今思うとそれがなかなか良かった。
上の方に来ると、かわいいお花がたくさん。
そんなお花たちに癒される。
山を愛する人たちは本当に優しい。
何気ない会話に気遣いや、優しさがある。
優しい気持ちになる。
この男性も、一人で登っていたけれど、70近いのではないだろうか。
足場の悪い道も一歩一歩ゆっくりと着実に登っていた。
時々追い越されたり、追い越したり。
雪の上を歩く。
そして約3時間で登頂。
山頂からの風景は…残念。霧で真っ白。
それでも、気持ちがいい!最高の達成感だった!!
頂上ですれ違った人が写真を撮ってくれたり、コーヒーをくれたり。
山の出会いに心温まる。
さて、下山開始。
まだまだ雪道。
広大な景色と緑を見ながら一歩一歩ゆっくりと下りて行く。
空に伸びるきれいな緑たち。
そして、お昼過ぎに出発した鳩待峠に到着。
これからも日本の自然をもっともっと楽しんでいきたい。
尾瀬にもまた必ず来ます。