穏やかな春の日差しとちょっと涼しい風が、なんとも心地よい4月15日(日)わたね市は開催された。
イラストレーターのお友達ナツマヤさんが企画し、彼女の友達と、その友達、そのまた友達と、クリエイティブな人たちが結集したこのマーケット。
うれしいことに私も参加することになった。
場所は芦名SHOKU-YABO
大楠山の麓にあるここは、とても素敵なSecret villageのような雰囲気。
畑、森、木々。緑の香りがたっぷりの場所でのマーケット。
大きな木にはブランコがぶら下がり、子どもたちが楽しく遊びまわる。
SHOKU-YABOの屋台で注文した食べ物をみんなが青空の下で食べて、マーケットや、コンサート、ワークショップなどを楽しむ。
本当に大勢の人たちが来場され、初めてのイベントは大成功だったと言えるだろう。
(写真上:わたね市Blogより引用) |
初めて会ったのは、彼女の展示会を見に行った時。
展示会が終わってすぐに3.11が起こった。
ボランティアに行く私に、何かできることはないだろうか。
と震災後すぐに相談してきてくれた。
その後、彼女がイラストを手がける野菜クッキーを寄付してくれたりしていた。
ご縁があって、彼女とまたお互いの思いをShareできる機会に恵まれた。
様々な思いが生まれる日常の中で
自分の思いをどうやって形にできるのか。
そんな一人ひとりの思いの種がこうして「市」という形で結集することで、
出会いが生まれ、そこから、思いをShareし合ったり、知ることや考えることにつながることができたり…。
人と人が直接顔と顔を見ながらつながれるからこその喜びを再確認。
友人であり、今回企画者の一人であったくぼっち。
彼女は綿から糸を紡ぐ、「糸紡ぎ体験」を実施。たっくさんの子どもたちが興味を持って、糸を紡いでいる姿に感動。
くぼっちが「みんなの着ているTシャツも、こうして、一本一本の糸から作られているんだよ。」
と言うと、男の子が口を大きく開けて、「へえー。」と 言っていた。
何気なく身の回りにあるものが一体どうやって作られていて、どこから来ているのか。
それを自分で体験するからこそわかることができて、感じることがある。
今回、私自身も、思いを形に。
一歩踏み出して、大きな挑戦だった。
今まで自分が海外で撮影した写真をポストカードにしたのだ。
なんだか、自分のものをこうして外に出すというのは、
少し恥ずかしくもあり、でもうれしくもあり、どこかくすぐったい感じだった。
ステージでオートハープと歌もやらせてもらった。
とにかく、歌も、カードの販売もどちらも、ぎりぎりまで、なんだか初めてのことで、迷っていた。
どうして迷っていたのかと考えた。
やはり、人の反応を気にしていたからなのかもしれない。
1曲歌うと、自分自身に気持ちが向き始めた。
自分自身が、気持ちがいいと思えること、
自分自身の心が嬉しくなる何かを。心が動いたりする何かを
ただ、ただ、自分のためにすることはシンプルに、喜びだ。
たとえ、自分の心の中の形にできない思いを伝えたくて、一生懸命になったとしても、なかなか難しいこともある。人間だから。
でも、きっとそれは、巡り巡って、そのときでなくともどこかで何かにつながっていくのかもしれない。
喜びのSharing。それは自分勝手にするのではなくて、きっと、周りに「ありがとう」の気持ちを忘れることなくしていくことで人と人とたくさんつながっていける大きな種になっていくのだろう。
緊張しすぎて、お客さんの顔も見れなかったけど、私なんぞの歌を聴いてくれた会場のみなさんに大きなありがとう!
こうして、わたね市は、私に色んな気づきの種をくれた。
感謝である。
わたね市は、これからもたねをまいていく。
たくさんの人の輪っかの種。
第2回も乞うご期待。
わたね市Blog
http://watane.blog.fc2.com/blog-entry-34.html
1 件のコメント:
わたね市って、来てくれた人や参加者のみなさんに、自分たちの夢を叶えてくれる手伝いをしてくれるところ。今回見てるとそんな気がしました。自分も福士やてるりさんのためにできるだけやれることをやってあげたのも、いい協力ができて嬉しかったし、自分もステージで歌えて夢のようだった。そんな小さな人々の夢が重なり合って、大きくなったのがこの「わたね市」じゃないかな?ってふと、このBlogを見て思い出しました!!また参加したね(^^)
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