20151001

空と大地にありがとう!



9月の終わり、まるちゃんとけんのすけくんを訪ね、夜行バスで長野県佐久市を目指した。
大阪をお昼頃出発し、佐久平の駅に到着したのは真夜中であった。
私たちは駅で寝袋を広げた。一晩だけベンチをお借りした。
星がとても綺麗でひんやりとした空気が気持ちよかった。

翌朝、まるちゃんが迎えに来てくれた。
まるちゃんは、母となり、てんのすけくんというそれはかわいいむちむちぷよぷよふにゃふにゃした息子くんがいつもそばにいて私たちを笑顔でとろとろにする。
まるちゃんは、まるちゃんらしく、大らかに、やわらかく母となっている。
見ているだけで微笑ましい。

作業場に着いて、早速畑のお手伝い。
広い空の下、コスモスが咲き、黄金に輝く稲穂が揺れる。
心がスーッと安らぐ景色。
自然の作り出すものは、なんて美しいのだろう。

ズッキーニの受粉をお手伝いしたり、
かぼちゃ畑でかぼちゃを大きく成長するように助けるシートを敷いたり、
収穫が終わった畑のお片づけとして、敷いてあったマルチというシートを土の中から掘り出して剥がしたり。

土まみれ、汗まみれになる作業がとても楽しかった。
オーストラリアで畑をやっていた時を思い出す。
作業の後に感じる風や、土のにおい、
真っ黒な爪や耳や鼻。
全てが懐かしく、自然と一つになれる気がしてなんだか愛おしい。

(写真: Ai Ogata)
こうして一つひとつの作物が、一人ひとりの農家さんの手によって大切に育てられて、私たちの元に届くことに感謝の気持ちと、忘れてはならない。という気持ちが改めて生まれる。

夜は、たまたまここで再会となる友人や地域のかたがたと宴が始まった。

採れたて野菜と秋刀魚の炭火焼。
ぜいたくなひととき。

歌や踊りに冗談を言い合って、
笑いが絶えない。
あったかい方言が心地よい。
(写真:Ai Ogata)

翌朝は、みんな二日酔いである。
それでも、鈴木家は、朝4時、5時から動き始める。
出荷を終えて、少し休憩。
望月牧場へ連れていってくれた。
いいお天気で、気持ちが良かった!



アルパカがいた。
アルパカのお人形を買ってもらったてんのすけくん。
午後から、そして翌朝までマルチ剥がしを手伝わせてもらいました。
夫婦で土まみれ、汗まみれになって働くというのは、良いものですね。
良い経験をさせてもらいました。
ありがとう。鈴木家のみなさま。
また来ます。

翌日は、鈴木夫妻と白馬村へ。
ここにも一人大切な友人が…。
オーストラリアで日本語を教えたことから、
仲良くなった友人ナリニさん。
ナリニさんは、この白馬八方で開発の仕事をしている。
私たちが訪ねたこの日は、地域のお祭りの日だという。
「神社に来てください。」 とのメッセージ。
大きな木のある神社で神輿を担ぎ終わった人たちや、地域の人たちが温泉のお湯をかけ合って、びしょ濡れになって縁起担ぎをしている。
ここは、外国人の住人もたくさん居るようで、小さな神社は非常に国際色豊かに賑わっていた。
ナリニさん、よく似合っていた!
鈴木夫妻とお蕎麦ランチ。鈴木夫妻は大盛りだ!

少しの滞在だったが、ナリニさんの日本や、八方にかける思いは素晴らしく熱い。
日本社会でやっていくのは容易いことではないが、一生懸命に頑張る彼女を見て、自分もまだまだ頑張らねば。 そんな気持ちになるのだ。


9月のシルバーウィーク、長野でいい空気を吸って、パワーもらいました。
鈴木家のみなさまありがとう!
そして空と大地よ、ありがとう!









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