葉山を離れること。
実感が湧かないまま実家に戻り数日。
神輿を担ぐBluemoonの仲間に誘われ森戸の祭りに出向いた。
ずっと守ってくれていた古いお守りをいくつか持っていく。
雨の中、拝殿までの道を歩く。
葉山で過ごした色んな思い出が蘇る。
今まで守ってくれていたお守りを納めて、
本殿で手を合わせる。
葉山での生活をお守りいただきありがとうございました。
本当に葉山を離れるんだなあ…。と実感が湧いた瞬間だった。
一人暮らしをすること。海の近くに住むことは、私の幼い頃からの夢であり憧れであった。
小さな頃から、絵本や、本、映画やドラマの世界で、人の生活している風景を見て、自分だったら~と想像することが好きだった。
初めて一人暮らしをした20代半ば、父に近くの神社に住まわせていただきますと挨拶に行け。と言われた。 それから、どこに住むでも、挨拶をして、出る時には、お礼を言いに行った。
海外では、海に手を合わせた。
本殿にお参りをした後、神輿がやって来るその掛け声が聞こえてきたので沿道に戻る。
たくさんの人の掛け声と、見事な神輿、神輿を担ぐ人のいい顔、沿道でそれを見守る人たちのいい顔、温かい声の掛け合い、なんだかまた涙が出てきちゃって一人涙の祭りである…。
こんな人はもちろん一人もいないだろう…笑。
海外でやっていくことも考えていた私だったが、
なんだかんだ日本に帰って来た。
海の近くのこの葉山と出会い4年目。
最初の2年は友人の丸ちゃんと山の上から大きな空と海を眺め。
あとの2年は一人で波をかぶるほどの海の近くで富士山と江ノ島を眺めた。
海と山に守られ、たくさんの温かい人たちに出会った。
葉山にいると、じーんと、「ああ~ここに住んでいて良かった。」
涙が溢れそうなほどそう思える瞬間がたくさんあった。
葉山は
いつも私を包み込んでくれた。
愛おしいとさえ感じる場所。
私のHOME。
ありがとう。
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