20100926

伝えたい!ひとみちゃんとの出会い。

ひとみちゃんと私。
ひとみちゃんと私が出会ったのは、私が、シドニーの日本語学校で教師になってすぐの頃だった。
日本語教師を目指して、提携の日本語教師養成講座に入学してきたひとみちゃん。
入学初日、自己紹介の時からにこにこ×②していて、緊張よりもなんだかにわくわくしている様子の彼女。なんだか誰もが昔から知ってるんじゃないかと思っちゃうような、そんな親しみが持てて、かわいらしい印象を持ったのを覚えている。
すれ違う度に笑顔を交し合える、誰にでもOpenで、明るい子だった。


その頃の私は、教師になったばかりで、なんだかいろんな不安を抱えていた。
毎日、彼女の笑顔を見るだけで、なんだか励まされていた。

そう、そんな私にとってエンジェルちゃんのような彼女はある日、私にちょっと緊張した様子で話しかけてきた。

彼女は、実は自分が義足であるということを私に打ち明け、そして今までの義足と共に歩んできた自分の人生、自国の社会福祉制度や、海外に出て感じたことなど、様々な自分の気持ちを養成講座の課題である異文化研究発表で話したいということについて相談してきたのだった。みんなの前で、それを話すことに、彼女なりの不安や躊躇があっただろう。勇気を出して話してみようと思ったその時の彼女に迷いなどはなかった。ただ、少し誰かに背中を押してもらいたかったのかもしれない。
 
その話はだんだんと広がり、発表当日はたくさんの人がひとみちゃんの話を聞きに学校に来た。
ひとみちゃんは自分が生まれたときのこと、病院や地域から受けた悲しい偏見や抑圧。外国に出て初めて自分らしく生きていくことについて気づき、考えたこと…。涙ながらにも、一生懸命、小さな肩を震わせながら、でも、ところどころ笑顔でつとめて明るく、本当に一生懸命に、話してくれた。

私は、話を聞いたとき…なんというか…いろんな感情が駆け巡った。喜びと、怒りと憤り、いろんな感情がぐるぐるしてしまった。

日本での偏見や、障害を持つ人が社会へ出て行くこと、自立して生きて行くことがまだまだ大変な日本にふつふつと怒りや、憤りを感じた。と同時に、そこから湧き上がるの は、日本という国に変わって欲しい!いや、私からでも少しずつでも変えていきたい!!!そして、そこにいて、ひとみちゃんの話を聞いたみんなで少しずつで もきっと変わっていけるんだ!!!というなんとも言えない熱い思いだった。
そして、もう1つは、彼女が今、こうして自分の目の前にいて、たくさんの人の前でこんな風に自分の人生についてお話しできていることに、なんとも言えない喜びが湧き上がった。尊敬の気持ちと、喜びと。キラキラと生きている彼女を見て、なんだかぽおーっとした。惚れ惚れした。素敵な人に出会っちゃったなー。って思った。彼女の勇気にとにかく心から乾杯だった!

私は、昔からボランティアや以前のNPOの仕事の中で、障害を持つ人に知り合うことや、共に活動することが多かった。そして、なんとなくその人たち の笑顔や言い方おかしいかもしれないけれど、その人たちの心をちょっとのぞいてみることや、その人たちと関わることが好きだった。外国の人と知り合う時も なぜかそんな気持ちになる。とにかく、私は、人間のいろんないわゆる「ちがい」が好きなのだ。そして、分け隔てなく、私は自分が好きだと思えたものには、心を開きたいのだ。


自分が、海外に出てから障害を持つ人が、日本より堂々と、自立して、その人らしく生きている姿に日本という国に様々な思いを抱いた。
ひとみちゃんも海外でそれを感じ、自分のもっと違う生き方への希望が湧いたという。

そのひとみちゃんが、ひとみちゃんの足が、なんとTVに出るというのだ。
28日の火曜日「魔女たちの22時」という番組である。
右の写真を見て、ほお。そのひとみちゃんがアスリートに!?と思うかもしれない。そして、まさに、そうかもしれない。
で、なぜ?TVに出るのか!?
詳しい話を彼女自身がFacebookでたくさんの写真と共に公開してくれている。是非読んで欲しい。(下記URL)彼女の明るいキャラクターが文面に表れている。


http://www.facebook.com/note.php?note_id=431526208778&comments&ref=notif&notif_t=note_reply#!/note.php?note_id=431526208778

ひとみちゃんをとても誇りに思う。

ひとみちゃんに励まされるのは、障害のある人たちだけではない。
シドニーでもそうだった、そして昨夜、メールでの何度かのやり取りの中でも。
彼女はいつも私に笑顔で語りかけて、強く励まして、自信をくれるのだ。きっと彼女は出会った人にそうして彼女の愛を分けているだろう。

ひとみちゃん、ありがとう。
そして、あなたと出会えたことにありがとう。
GO!GO!!HITOMI!!!GO!GO!GISODOL!!!
(ひとみちゃんが命名したGISODOL=義足アイドル。読んだらわかりますから。是非!上記URLをClick!)

人生のチャレンジを続けて、愛する人に出会い、人として、そして女性としても、ますます輝く彼女。
本当に障害に関わらず!!1人のキラキラした友人の姿を私が出会った人にも紹介したかった。
人に出会い、その人の人生に出会う。
人生って素晴らしい。
この旅の中で、またまた素敵な人生に出会いました。

20100924

a parcel from France

Franceからお届け物。

2年前、AustraliaのFarmで働いている時、滞在していたWork hotelで2ヶ月を共にした友人Axelからだった。


なかなか面白いキャラクターの彼は、Hotelでよく1人でフラフラと歩いているかと思えば、すーっと人の中に溶け込んでいく。独特の雰囲気を持っていた。

朝は早くに起床して、夕方まで汗と泥まみれになって働いた日々。
Hotelに帰ってくると、夕食の支度をして、よく食事を共にした。
休みの日は、よく一緒に近くのプールに行ったり、ビールを飲みに行ったり。
Axel & Christopher
2ヶ月のFarmでの仕事、Work hotelでの生活を終え、AxelとBelgiumから来たChristopherと共にHotelを後にし、二人の行き当たりばったりの旅に加わった。

年齢も性別も国も違う2人。だが、不思議に、このマイペースなヨーロッパの若者2人と私は気が合った。
のんびりした雰囲気と、冒険心、遊び心。
それぞれが似たものを持っていたのだろう。
いい旅だった。
今でも3人が思っている。
いつか、また3人で会ってあんな風に旅ができたらと思う。

Axelの自分で描く似顔絵。


Axelからの突然の贈り物はFranceのワインだった。
数ヶ月前、彼が実際に家族で訪ねたワイナリーのものだという。

同封された小さなメモには、今年の私の誕生日を待つか、僕が日本を旅をする時まで待って、おいしく飲んでください。といった内容が書いてあった。
どちらにするかは悩むところだ…。
そんな彼の気持ちはとっても嬉しい。
飲むのが非常にもったいない…。
でも、ワインは飲むためにある!
いずれにせよ、特別な時に開けることは間違いない。

こんな海を越えた友情は私の日々の生活の大きな糧。
いつか再会できた時には、笑って、また一緒に杯を交わしたい!
Merci !

20100920

蓮の実

お友だちにあげた蓮の実と、バーゼリア。
自然のものってあったかいなぁ。

そして、あったかぁいお友だちにぴったり…。

優しい気持ちをありがとう。

20100918

フリマ

自分のもの売れないけど、買い物しちゃう友人。
最近2度ほどフリマ出店をした。

使わなくなったものが、似合う人や喜んでくれる人の手に渡るとリサイクルって最高だと思う。

普段出会えないような人との出会いや、その人たちとの会話。
コミュニティがそこにある。
みんなフリマしましょー。

20100914

眼鏡

オーストラリアの日本語教師の養成講座で知り合った仲間たちは今、日本中のみならず、世界中に。

その仲間の一人のはたこさん。長野から今回は、レーシックのために上京された。
彼女の向かった先は表参道・南青山。なんともおしゃれな眼鏡屋さん。

レーシックをされて、使わなくなった4つの眼鏡をこのお店に持ってきたのは、眼鏡のリサイクルのため。

トレンディーな眼鏡屋さんとトレンディーなはたこさん
このお店では、使わなくなった眼鏡、壊れた眼鏡を回収し、使用可能なものは、途上国に送っているという。

使わなくなった眼鏡が何か役に立てないものかとインターネットで検索をして見つけたというこの眼鏡のリサイクル。



捨ててしまう前に、調べてみること。
それが、海の向こうの誰かのためになることもある。

GLASS GALLERY 291
http://gg291.com/specials/VisionCareWeek.html

はたこさんはグルメで台湾通。彼女のBlogその名も『はたこトラベル』はいつもLinkに。
http://blogs.yahoo.co.jp/otoya_ane165

20100909

Garden party

隠れ家的!?
友人宅でのガーデンパーテー。
外でご飯を食べるっておいしさ倍増。
手作りの料理を持ち寄って、おいしいお酒と面白い友人たちと。
楽しい時間。


そしてこの、限定販売の「秋楽」。

夏の終わりの夕暮れ時。
ちょっと涼しくなり出した頃のビール。
たまらんのお~…。
コオロギも聞こえてきた。
「秋楽」
その名の通り、来たる秋を楽しもう。

20100908

夏の終わりに…

地元三浦半島にうっとりの週末を過ごした。

さがみっぱらの友だちがラジオで奄美・加計呂麻(カケロマ)島の唄者、朝崎郁恵さんの「19の春」を聞いてうっとり…。曲が終わると、なんと週末葉山は一色のBeach bar“Blue moon”にやって来る。と聞いて、泊りがけで遊びに来るということになった。

朝崎さんは言っていた。
奄美の文化は古く、文字文化の発達していなかった何千年も前からあるため、口頭伝承で唄が伝えられてきたという。
楽器もなかった頃からの唄。波の音や風の音が唄とともに音楽を作り出していた。

その夜、一色の波の音は本当に朝崎さんの音楽の中に入ってきた。
もしかしたら、朝崎さんの音楽が自然と調和する力を持っているのかもしれない。
素敵な空間だった。
「19の春」が流れると、なんだか涙が~…。
素敵な夏の終わりでした。

次の日は、三浦半島をぐるっとめぐる。

いや~~~なんていいところなんだー。
青い空と海と緑の山や、広がる畑、向こうに見える大島や千葉…
日本らしい景色に、あらためて日本の素晴らしさを感じた。

案内に城ヶ島が地元の友人にガイドをお願いし、みんなで探検した。
上の写真は城ヶ島の「馬の背洞門」
ガイドいわく、馬の背に似ていることからこの名前がついたそう…。
あ、でもこの写真では右側の肝心な馬の背が見えず…。こりゃ失敬。

こんな近くに、こんな壮大な自然のアート…。
日本にもまだまだたくさんのまだ見ぬ素晴らしい風景がある!
これからもっと見てみようと思う!

夏も終わり…。
何年ぶりかの日本の夏はあぢがっだ~…。