20080625

my HASHI case


昨日素敵なPresentをもらった。

my HASHIを愛用する私に、素敵な素敵なおHASHIケースをお友達maruoちゃんがつくってくれたのだ。

私のことを考えながら一針一針手縫いでPeaceマークのお日様や海、富士山のデザイン…。

心のこもった大きな大きなとっても大きなPresentだった。
本当に嬉しかった。(涙涙;;;;)ずーっと大切にしたい。

彼女は、Remakerリメイカー。いらなくなった服などから、ぬいぐるみやマスコット、ヘアゴムやかばんいろんなものを彼女の持つ独特のセンスで作る。彼女のとてもほんわかして、あたたかい人柄がつくるものにも溢れている。

''MOTTAINAIもったいない'' ''ReCycle'' を彼女の独特のセンスと方法で発信していこうという彼女のさまざまな試みの一つ。

きっとこの先、そんな彼女のOriginality溢れるArtist性がいろんなかたちになって子どもたちからおじいちゃんおばあちゃんまで笑顔にしていくんだろうと思うとRemakeR maRuoの将来が楽しみっ!!


以前も紹介しましたが、私も参加したPeace Boat地球一周の船旅の52回乗船メンバーが作成した映像です。myHASHIというideaや世界を周ったさまざまな思いを素敵な写真と音楽とともに伝えてくれています。
http://f.flvmaker.com/mc.php?id=K6rFdfgR2olEKcM8_4XfDOR8jt7q4yjkp4Fo.D_ATHLWL_bPqEQGqpg7dI/zcIk/JpXPN8cbkhhgR2oWdCKX_ti6

20080621

真実を知る② 映画:「1000の言葉よりも-報道写真家ジブ・コーレン-」

        写真:2001ディヘイシャ難民キャンプ 子どもたちの笑顔

報道写真家ジブ・コーレンのドキュメンタリー映画「1000の言葉よりも」''More than 1000 words''の試写会に行った。

イスラエル人として、毎日のようにパレスチナ問題の報道写真を撮り続ける彼を追った映画だ。

2001PeaceBoatであのイスラエル/パレスチナを訪ねた時を思い出した。あのヨルダン川西岸までのBusでの移動。エルサレム、イスラエル人植民地の高層ビルやマンションが立ち並ぶ現代社会から一転、崩壊された建物や、テロで亡くなった子どもたちの写真が外壁に貼られ、ミサイルに常に包囲され、水や電気もコントロールされる、違う国に来たような思いだったパレスチナ自治区。何かが狂っていた。おじいちゃんの代から難民キャンプ住まいの家族。当たり前であってはならないことが、もうマヒしているような感覚。あの時に思った。和平はあるのか…。この状況は続くだろう…この子どもたちの未来は?…今もなお紛争は続いている。

映画の中でジブの言った言葉を思い出す。「人は目を背けている。たった3キロ先で起こったテロ。街に戻ってみると、Cafeで笑ってエスプレッソをすするイスラエル人たち。狂っている。」そう言った彼の言葉に、自分を考える。日本を考える。世界を考える。人間を考える。
3キロ先で起こったテロに目を背ける人。
隣の国で起こったことに目を背ける人。
地球の裏側で起こっていることに目を背ける人。

イスラエル人の彼が従軍カメラマンとしてパレスチナ問題を撮る、毎日のように何かが起こる地域に出向き、真実を撮る、戦犯をインタビューする、死んだ人を撮る、こと。これは、彼にとって強迫観念だという。
自分の目で見た真実、知った真実によって生まれる深い感情、傷、駆り立てる思い。
私なんぞは彼とは比べることはできないが、私の中にある似た感情を思う。
私にもあの船旅やその後の旅から知った真実がある。
学んだことや、知ったことに私のできることといったら、もっと学び、知ることそして自分と向き合っていくことだった。
駆り立てる思いや、ざわめく思いが混ざり合いながら、自分の“追究”は続く。

「人は嫌なこと、悲しいNewsから目を背ける。死体の写真など見たくないだろう。それでも必要なのだ。人の死をムダにしないために。」と、真実の報道の必要性を語った。

でも、はたまた日本の近日のメディアの真実の報道のし方にはがっかりすることが多い。どの報道局も同じ情報を、同じときに、同じ手法で広めていく。真実を報道することは非常に怖いものでもあるが、それでも日本の報道にこの言葉にあるような報道局のこの日本で生きる、この世界に生きる人々に対するメッセージ性や、強い信念・信条が感じられないのが正直なところだ。

横浜BankART1929でジブ・コーレンの写真展も行われている。
先日、早速出掛けた。
ジブの写真は胸にズシンと訴えた。
映画ではなく、彼の写真がそれを見る私の目にまっすぐと訴えた。
決して自分たちに関係のないことではない。
むごいシーンにも目を背けたくはない。
しっかりと強い思いで見つめた写真たち。

これからの自分に強く残り、また自分の“追究”につながっていくだろう。

映画“1000の言葉よりも-報道写真家ジブ・コーレン-
公式サイト:
http://www.uplink.co.jp/1000words/



20080613

真実を知る① 映画:「おいしいコーヒーの真実」

映画『おいしいコーヒーの真実』

ドキュメンタリー映画を2本観にいった。

1本目「おいしいコーヒーの真実」
衝撃的だった。
自分の買うCoffee、そして自分の売っていたCoffeeのこと。
SBを含む大企業がしている悲しい事実…。

映画ではコーヒーの生まれた国エチオピアで、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとする一人の男を追う。そこから見える、現地の真実。Coffeeの真実。世界経済の真実。

エチオピアでは5人に1人がコーヒーで生計を立てている。
トールサイズのコーヒー1杯330円。コーヒー農家が手にする金額3~9円。
1杯のエスプレッソのために必要なコーヒー豆は全て人の手で分けられた50粒。

Vancouverで通訳・翻訳コースを取っていたとき、最後「フェアトレード」についてResearch・プレゼンした。そのResearchと今回の映画の中から、少し「フェアトレード」について話ししてみたい。

Coffeeは石油に次ぐ重要な国際貿易商品。
2500万人のコーヒー農家の人たちとその労働者、また、ブラジル、コスタリカ、ニカラグア、エチオピアなどの世界50カ国のコーヒー生産国がある。

コーヒーの生産者は低賃金労働者を利用した現在の世界経済による貧困と借金の悪循環に悩まされている。

ここ数年、新しいカフェやフランチャイズ店が急速に増え続けています。多くの需要があるにも関わらず、コーヒー農家の人々にその多くの需要からの利益はない。

農家の人たちは、ミドルマン(仲介人)にコーヒーを売らなくてはなりません。そしてミドルマン(仲介人)は低い市場価格で彼らのコーヒーを売るのです。
そのため、コーヒー農家の人々はいまだ、借金と貧困の悪循環にあえいでいるのです。最低限の生活も送ることができない。 食べ物、衣服、安全な水、教育。必要最低限のものが得られない生活。

こうした現実に一体何が出来るのか、
1950年代に始まった「フェアトレード」の活動が今その現実を経済的、社会的、環境的問題のバランスをとりつつ、途上国の持続可能な経済発展と貧困解消のために重要な役割を果たしているのだ。

ミドルマンを廃除し、農業経営者のためにコーヒーの価格を上げて、農家の人たちにせめて最低限の生活をと活動を広げている。

1997年、NGO団体Fairtrade Labelling Organizationsは、コーヒーだけでなくお茶や砂糖・バナナのような製品の価格を基準に定めた。

フェアトレードコーヒーの85%は有機栽培で育てられている、殺虫剤も農薬も使っていないから、飲むのに環境にやさしくて健康的。

フェアトレードのコーヒーは実は、かなりお手頃。
フェアトレードコーヒーを買うなら、それはすごくいいことに関係しているのだ。

フェアトレード国の中では残念なことに日本はまだまだ最下位なのである。 Canadaではどこに行ってもフェアトレードのCoffeeに出会えた。お豆を買いにスーパーに行っても、必ずあったし、Cafeに行ってもあった…;;日本ではまだまだ「フェアトレード」が浸透していない現実もある。

でも、イギリスでは、こんな話があった。
一人の男性がフェアトレードCoffeeを求めて、スーパーやCafe行く場所行く場所でフェアトレードCoffeeはありませんか。とリクエストし続けた結果、多くのスーパーやCafeがフェアトレード製品の入荷を決めた。Needsがあれば、スーパーもCafeも新しい商品を入れることを考えるもの。
根気強くリクエストを続けた消費者の一人の成果がこうしてあったのだ。

消費者のたくさんの選択肢から、自分たちのお金の使いかたをちょっとでも考えることも、この地球で生きているものとして出来ることの一つと私は思う。
66億8200万の世界人口私一人の動きなんてたったの1ミクロかもしれないけれど。 私たち一人ひとりがいろんな方法で違いを生むこと、影響を与えることはできる。
私たちのライフスタイルや世界とのつながりを改めて考えていきたい。
We can make a difference !

You tube 「おいしいコーヒーの真実」予告編


2本目「1000の言葉よりも-報道写真家ジブ・コーレン-」後日報告したいと思います。

20080604

Mottainai Grandma


友だちのKarinはU.S. NAVY BASE内の幼稚園で先生をしている。
Karinは情熱的で、すっごく明るくて、楽しい人。日本に住んで4年。ここに住む間、あらゆるAsiaの国々を気が済むまで旅をしようと思っているそうだ。今までも、ThaiやVietnamを何度も旅している。私も彼女の年齢になったら、彼女のようでありたい…と思う人の一人である。

Karinは先生の顔になると、またまた魅力的だ。彼女の子どもたちへの接し方から学ぶものはとても多く、子どもを決して、子どもだからという目で見ずに、しっかりと相手をRespectして話す。怒る時はしっかりと怒り、どんな些細なことでも気がつけばしっかりとみんなの前で評価する。子どもたちも彼女のことが大好きだ。
以前、いつも時間通りに子どもを迎えに来ない親がいて、ある日その親に「もう二度としないで!」と真剣に怒ったとKarinが話してくれた。ともに子どもを育てていこうという意識も高く、親たちのたくさんの相談にも乗るKarin。私は、日本の親と先生の関係、信頼関係の作りかたを思った。
その彼女の職場を訪ねるチャンスをもらい、先日学童保育で働く友人Maru-chanとともに、幼稚園を訪問した。Canadaで数回にわたり披露した''Mottainai Grandmaもったいないばあさん''の紙芝居を再びMaru-chanと夜なべして作成し、持参した。
Canadaでは2つ作成し、一つはHost familyの大好きな子どもたちに。一つは言語療法士をしているRoom mateに託すようにして置いてきたのだ。その他にもお世話になった人たちや、子どもいるご家庭で幾度となく披露してきた。Karinのところに行くことになり、よし!またあれを作ってみようと思いついた。
訪問の前に、Karinに紙芝居という日本の読み聞かせで''Mottainai Grandma''というお話をしますと連絡すると、大興奮で連絡が来て、''私、それ知ってるわ!''と連絡があった。U.S.のラジオで紹介していたのを聞いたという。その流れでいろいろとInternetでResearchを開始してみた。もったいないばあさんのWeb-siteを開き、現在、世界のことを日本で伝える活動をしている著者の真珠まりこさんの積極的な活動に強く共感を覚えた。
以下、もったいないばあさんのホームページ真珠まりこさんのメッセージ。。

● 真珠まりこよりメッセージ 世界には厳しい生活環境で暮らす人びと、こどもたちがいます。食べ物や水を得るために、学校に通えず、朝から夜まで働き詰めのこどもたち、道で折り重なるように眠るストリートチルドレン、村を焼かれ、家族を殺害され、さらわれて兵士として戦うことを強要される幼いこどもたち、異常気象による大きな災害で住むところも仕事も失い難民となる人びと…そんな状況を伝えるTV番組を観ていたときのこと、「ああ、ぼくは日本人でよかった」と小学生の息子が言いました。日本では多くの人々が豊かに暮らしています。食べ物も水も遊ぶものにも困ることなく、ありあまるほどのモノに囲まれて平和に暮らしているけれど…自分がひどい目にあう国に生まれなくてよかったって、それで終わって欲しくない、決して無関係ではないよ!ということを伝えたいと思い、この展示会を企画しました。日本は自給率が40%と言われています。食卓の上に並ぶ食材のなかには他の国から運ばれてきているものがたくさん。なのに、食べ残しも多いなんて… その食べ物の原産国の人々は貧しくて食べるものを買うことができないかもしれないのに… もったいないばあさんも「とんでもなくもったいない!」と思っています。ギャラリートークでは、自分のこどもに語りかけるように、こどもたちにもわかりやすく、世界の現状を伝えることができるようお話をさせていただきます。どうして貧しい国の貧しいこどもたちは朝から晩まで働いても、食べるものも買えないのか?なぜ自分達は困っていないのか?遠い国の人びとの暮らしと自分達がつながっていることを知り、どうすればみなが平和に暮らせるようになるか、考えるきっかけにしていただけたらうれしく思います。


私もまさに著者真珠まりこさんの気持ちだった。2001年にPeaceBoatであらゆる国を旅してから、まさに同じ気持ちで、日本で生きていた。その気持ちを伝えたい、もっといろんな国のこと、世界のことを日本の子どもたちにも知ってもらいたいという思いが強くあった。でも、具体的に何か行動に起こせるわけではなかった。もどかしかった。でもだんだんとわかってきた。自分の生きかた、自分の出会う人に思いを発信していける。そう思った。

絵本を紙芝居にするというアイデアは、ふと思い浮かんだものだった。

小学校のときに確か…絵本を自分でつくるといったことを授業でやった気がして、それを思い出して、やってみようと思いついた。

今回はMaru-chanとつくったので、大判の画用紙だったけれど、割と早くできたと思う。

KarinのClassの子どもたちは4.5歳。本当に元気で人懐っこくて、思いやりのあるやさしい子どもたちだった。AmericaやPhillipineのBackground
Classは常にOpenだそうで、お母さんもいつでもClassを訪問できるそうだ。
私たちはMs.E(Eri)とMs.S(Satoko)と呼ばれて、みんなのあそぼあそぼModeに自然と溶け込んだ。

創造性を生むようなおもちゃが種類豊富にたくさんあったことや、自立心を育てる話しかけに私たちは学んだ。そこからか、とにかくみんな人の話が聞ける。

実際私が紙芝居をすることになると、みんな一歩離れたところにしっかり座って、私の話を聞いた。

ところどころ、''Mottainai !''というばあさんの言葉を掛け声のようにうながすと、みんなその言葉を覚えて、元気に繰り返してくれた。一度読んだ後、みんなで何がもったいなかったのかの振り返り。みんな絵本の中のいろんな「もったいない」を理解してくれた。

Karinから後日来たMailには、その日のLunch timeでは早速一人の子がお友だちに「Mottainai ! Don't waste your milk !」と牛乳を残した友だちに使っていたという。すごい!!

次は日本の保育園で働く友だちに頼んで、紙芝居オバサンに再び挑戦です!またご報告します!
Mottainai Grandma 英語での紹介記事とRadio: