20080613

真実を知る① 映画:「おいしいコーヒーの真実」

映画『おいしいコーヒーの真実』

ドキュメンタリー映画を2本観にいった。

1本目「おいしいコーヒーの真実」
衝撃的だった。
自分の買うCoffee、そして自分の売っていたCoffeeのこと。
SBを含む大企業がしている悲しい事実…。

映画ではコーヒーの生まれた国エチオピアで、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとする一人の男を追う。そこから見える、現地の真実。Coffeeの真実。世界経済の真実。

エチオピアでは5人に1人がコーヒーで生計を立てている。
トールサイズのコーヒー1杯330円。コーヒー農家が手にする金額3~9円。
1杯のエスプレッソのために必要なコーヒー豆は全て人の手で分けられた50粒。

Vancouverで通訳・翻訳コースを取っていたとき、最後「フェアトレード」についてResearch・プレゼンした。そのResearchと今回の映画の中から、少し「フェアトレード」について話ししてみたい。

Coffeeは石油に次ぐ重要な国際貿易商品。
2500万人のコーヒー農家の人たちとその労働者、また、ブラジル、コスタリカ、ニカラグア、エチオピアなどの世界50カ国のコーヒー生産国がある。

コーヒーの生産者は低賃金労働者を利用した現在の世界経済による貧困と借金の悪循環に悩まされている。

ここ数年、新しいカフェやフランチャイズ店が急速に増え続けています。多くの需要があるにも関わらず、コーヒー農家の人々にその多くの需要からの利益はない。

農家の人たちは、ミドルマン(仲介人)にコーヒーを売らなくてはなりません。そしてミドルマン(仲介人)は低い市場価格で彼らのコーヒーを売るのです。
そのため、コーヒー農家の人々はいまだ、借金と貧困の悪循環にあえいでいるのです。最低限の生活も送ることができない。 食べ物、衣服、安全な水、教育。必要最低限のものが得られない生活。

こうした現実に一体何が出来るのか、
1950年代に始まった「フェアトレード」の活動が今その現実を経済的、社会的、環境的問題のバランスをとりつつ、途上国の持続可能な経済発展と貧困解消のために重要な役割を果たしているのだ。

ミドルマンを廃除し、農業経営者のためにコーヒーの価格を上げて、農家の人たちにせめて最低限の生活をと活動を広げている。

1997年、NGO団体Fairtrade Labelling Organizationsは、コーヒーだけでなくお茶や砂糖・バナナのような製品の価格を基準に定めた。

フェアトレードコーヒーの85%は有機栽培で育てられている、殺虫剤も農薬も使っていないから、飲むのに環境にやさしくて健康的。

フェアトレードのコーヒーは実は、かなりお手頃。
フェアトレードコーヒーを買うなら、それはすごくいいことに関係しているのだ。

フェアトレード国の中では残念なことに日本はまだまだ最下位なのである。 Canadaではどこに行ってもフェアトレードのCoffeeに出会えた。お豆を買いにスーパーに行っても、必ずあったし、Cafeに行ってもあった…;;日本ではまだまだ「フェアトレード」が浸透していない現実もある。

でも、イギリスでは、こんな話があった。
一人の男性がフェアトレードCoffeeを求めて、スーパーやCafe行く場所行く場所でフェアトレードCoffeeはありませんか。とリクエストし続けた結果、多くのスーパーやCafeがフェアトレード製品の入荷を決めた。Needsがあれば、スーパーもCafeも新しい商品を入れることを考えるもの。
根気強くリクエストを続けた消費者の一人の成果がこうしてあったのだ。

消費者のたくさんの選択肢から、自分たちのお金の使いかたをちょっとでも考えることも、この地球で生きているものとして出来ることの一つと私は思う。
66億8200万の世界人口私一人の動きなんてたったの1ミクロかもしれないけれど。 私たち一人ひとりがいろんな方法で違いを生むこと、影響を与えることはできる。
私たちのライフスタイルや世界とのつながりを改めて考えていきたい。
We can make a difference !

You tube 「おいしいコーヒーの真実」予告編


2本目「1000の言葉よりも-報道写真家ジブ・コーレン-」後日報告したいと思います。

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