お兄さん夫妻との出会いから多くを学んだ。素敵な人たちに出会った。
私たちは到着すると、早速お米の田んぼに入った。
稲の周りにぐいぐい生えてきていた雑草を取る。
長靴で入るとなかなか足が抜けなくなることに苦戦。
すぐにも裸足になって再チャレンジ。田んぼを、土を、泥を直に感じる。
全身泥だらけになってなんだか気持ち良かった、いい汗かいた~。
1人増えると、力は2倍じゃない。2、5倍になるんだよ。人力の凄さを改めて知ると言ったお兄さん。一人では、1日いや、それ以上かかってしまう作業も、こうして3人、4人で始めると、2時間ほどで田んぼがきれいになる。人の力ってすばらしい。
たったの1時間とちょっとの田んぼでの作業なのに、やはり体が痛くなったりする。
昔の人はこうして作業していたのかと思うと、本当にご飯一粒ひと粒の大切さ、感謝の気持ちが溢れる。大地の恵み、命を感じる。
聞くと、農薬を撒くことによって、こうした雑草は生えなくなるという。確かにお隣の田んぼには、私たちが取ったような葉っぱはない。
完全無農薬で作るというのは、こうして、雑草や、虫たちの否めない存在。そのため栄養をお米や野菜そのものに行き渡らせるために多くの作業を要する。
スーパーに並ぶピカピカツヤツヤしている野菜たちがなんだか遠く感じる。
食卓に並ぶ、野菜やご飯の一つひとつの思い、味わいが深くなる。
TVでいいと言っているものがいいと鵜呑みにしてしまう人がたくさん居る中で、しっかりと自分の目で肌でこうして自分の体をつくるもの、自然本来の姿、しくみをしっかりと知ることはとても大切だと改めて思った。これからもときどきここに来てお手伝いしたい。そう思った。
夜中まで、みんなで自然のこと、人間のこと、食べ物のこと、生き物のこと、いろんなことを語り合った。いい夜だった。
次の日は、大豆の種を撒かせてもらった。芽が生えているものを見ると一つひとつの小さな芽が愛おしく思えた。
今日、撒いた種がまたぐんぐんと成長していくことを思うととっても楽しみになる。
自然と生きるってことがどんなことか、Canadaで多く学んだこと、大切に思えたことが、日本に戻り、街にいるとなんだか見失いそうになっていた。
でも、この山梨での道のり、日本独特の小さな山々や田園風景に温かく、安らいだ気持ちなった。
感謝。
畑に囲まれた木のぬくもりたっぷりのお家は、なんと二人が力を合わせて作ったお家だった。
家を自分たちで作るなんて夢だーーーー。
っていう私に、にっこりと「できないことってないんだ。誰だってやってみたらできるんだよ。」って笑顔で言う二人。さまざまなことを乗り越えて今に至る二人の自然と溢れる笑顔に、思いをかたちにした強さとそのものへの愛情を感じた。
二人のBabyしゅうくんは、笑顔がとろけちゃうかわいい男の子。すくすく、自然いっぱいの中で元気に生きていく命。たからもの。大きな大地に根をはってぐんぐん大空に向かってキラキラ輝いていって欲しい。
そらむぎ農園のBlog「そらむぎ通信」Linkさせていただきました。季節の移り変わり、畑や、生き物、住人のみなさんの生活が記されています。
「地球はわれわれのものではなく、われわれが地球の一部である。」人間はなんて傲慢だろう。私たちが地球の一部であること忘れないで感謝の思いで生きていこうとそらむぎ農園は改めて教えてくれた。ありがとう。
0 件のコメント:
コメントを投稿