私のおばあちゃんは、よく手紙をくれる。
Canadaに住んでいた時も、Australiaにいる今も、世界のどこにいても手紙をくれるおばあちゃん。
学生の頃も英語は優秀だったのよ。と住所もローマ字できれいに書く。
いつも季節を感じることや、日本の話題や、家族のこと、素敵な詩や新聞記事などを送ってくれる。
涙あり、笑いあり。おばあちゃんのその縦書きの達筆な字を見ているだけで、なんだか嬉しくて涙が出てしまう。文面にはいつも強く励まされる。以前来た手紙には、「なにくそ!」で頑張れ。と書いてあった。「なにくそ!」なんだか笑っちゃうけど、いろんなこと、気が楽になったのを覚えている。
今日は3通も手紙が来ていた。
1通はおばあちゃん。もう1通はいとこから。そしてもう1通は、
9年前に一緒に地球一周の船旅で3ヶ月船室を共にした友達から
桜の手ぬぐいのプレゼントと共にお手紙が…。
お花見気分をこんな素敵なプレゼントでおすそわけしてくれるなんて…。嬉しい。
彼女の手紙に、
「縁尋機妙」(えんじんきみょう)という言葉が書かれていた。
良いご縁は次の良いご縁に広がっていく。縁ほど不思議なものはない。縁を大切にしなさい。という仏教の言葉だそうだ。
まさにそうだ。縁というのは本当に不思議なもの。人と人との出会いが自分をつくり、次の縁をつくり、つながりをつくって、広がっていく。
笑顔が素敵な彼女とあの船で出会ってから9年。あれから彼女は社会人を経て、生涯を共にするパートナーと出会い、日々の旅、彼女らしくいられるパートナーと共に、変わらずに素敵な笑顔で歩いている。私もいろいろな出会いを経て、今Australiaにいる。それぞれの出会いが、出会いを呼び、今につながっていることにありがとう。感謝の気持ちが湧いてくる。
そして、このような手紙でのつながり…。手紙から、そしてその字から、相手を思い、思い出し、思いを巡らす。
ああ。嬉しくて。嬉しくて。
ありがとう。
明日から10日間ほどSydneyを少し離れ、Australiaど真ん中を中心に少し旅してきます。
この手紙たちと共に…。
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