支援物資のニーズは1日単位で変わっていく。
倉庫の中にあったものを大きく分類すると、
・水などの飲料
・食料(野菜、乾物、インスタント、お菓子、調味料)
・キッチン用品(ラップ、アルミホイル、食器類)、ガスコンロ、ボンベ
・ティッシュ、トイレットペーパー
・タオル、バスタオル
・おむつ(大人用、子供用)、おしり拭き、粉ミルク
・生理用品
・衛生用品(マスク、歯ブラシ、綿棒、爪切り、ウェットティッシュ、ハンドクリーム、石鹸類、医薬品)
・衣類(厚手、肌着、下着、靴下)、合羽、靴類
・おもちゃ、乾電池、ラジオ、本、懐中電灯
・毛布、ブランケット、マット
・作業用の道具(一輪車、スコップ、シャベル、ブルーシート、ロープ等)
初め必要だった暖かい毛布や冬服から、数日すると、作業着や、長靴などのニーズが増えた。
下着のニーズも多かったが、足りていなかった。それから子どももそうだが、大人用の靴も足りていなかった。
スリッパで外を歩く人の姿も度々見られた。
町全体で泥だし、がれき撤去などの作業が続いていく。それらに必要なものは、物資として喜ばれると思う。
初めはとにかく被災者の方の手に渡るようにとひたすらあるものをトラックに積み込んでいく作業だったように思う。
でも、だんだんと特定のサイズがないかなど細かいOrderが入るようになってきた。
物資も第二段階に入ったように思えた。
食べ物はいつも必要で、半壊した家屋に住む人たちは、自分たちで料理を始める人たちもいるようだったが、まだパワーラインが通っていないため、ガスコンロおよびボンベなどが必要だが、足りていないのは、現在に続く現状だろう。
避難所生活の人たちに作る炊き出しの材料もここから運ぶ。
実際、石巻市も既に衣類は集めていないそうだ。
他の被災地では、またニーズも違う。
実際、福島県いわき市では、衣類を集めていて、私も一箱ではあるが、送ったところだ。
逆にパワーラインが通っているところもある。
被災地にあったニーズが問われていくだろう。
そして、ニーズの先読みというのも非常に重要だ。
現時点でのニーズを聞いていても…半日後に、その物資は足りていることもある。
数日間かけて支援物資を集めても、集まって送られた頃には、違うものが必要になることもある。
数が少ないために、多くの人に配れないこともある。
1回でトラックに乗せられる分も決まっている。
平等に。というのは難しいこと。
とにかく、一人でも多くの被災者に渡そうと動いていた気がする。
物資が渡らないところ、見えない相手を探り、見えない相手を思う。
他のボランティアが、まだ物資が行き届いていないところを見つけると、早く届けてあげようとみんなで、何が必要か、それを瞬時に考えた。スピードも大事だった。
全国から来る物資には、大きな大きな気持ちが一緒に運ばれてきた。ダンボールにメッセージがあったり、箱を開けると、気持ちのこもった手紙や手作りのものなども、。
石巻市の専修大学の運動場を借りて、ボランティアはベースキャンプをはっている。
私たちがいた1週間でテントの数も増え、本当に大きなボランティア村となった。
もちろん私たちもパワーラインがない中の生活。
1週間風呂に入らずに、テント生活。
水の大切さ、明かり、太陽のありがたさ、そして、星の美しさ…を感じた。
同じボランティアとして出会ったイギリス人のJonさん。
彼の言葉が忘れられない。
「人間、本来は自分の体と心といたってシンプルなもの。本来はそこまで物って必要ない。ここから、また人間の大事なものを見つけて、日本中に、そして世界に広げていける。」
うん!きっと!!
伝えていくこともとても大切。それも、私にできること。現場報告会に参加してきます。
これから現地にボランティアに行く人は是非ご参加ください。まだまだボランティアは必要です!
今後は主に泥だし、がれき撤去の面で活躍できる人!!是非!行ってほしい!!
健康であれば、力になれる。
4月10日(日)、東北関東大震災緊急支援、現場報告会を開催します。
詳細クリック↑(アレ!?2番目写真バカ面お許しください;;)
第一陣で一緒に被災地に渡った旅人、自由人の高橋歩さんや、俳優の小橋賢児さんのチームの映像です。私の見てきた風景や、現地の人の姿、そして彼ら、チームの活動が映し出されています。
是非見てください!
小橋賢児さんのBlogにも感じたことつづられています。
http://www.kenji-kohashi.com/JP/Blog/entori/2011/4/3_wei_laiha_putachino_shounikakatteiru.html
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