20110411

第一陣現場報告会in東京

本日、東京現地報告会参加してきました!
現地ボランティアに興味がある人、300人ほどの人が聞きに来ていただろうか。
石巻市の現状交え、第一陣が行った時の様子や体験、それからボランティアにこれから行く人への呼びかけをした。

石巻市は人口18万人の都市。市内に12万8千戸あった家屋が、地震、津波の被害で全壊が4万4千、半壊3万4千戸以上。つまり、12万戸の家のうち、約8万戸が全壊もしくは半壊の被害を受けている。

昨日、石巻では、880名ものボランティアが参加し、一斉清掃「まちなかスマイルプロジェクト」が行われた。現在、必要なものは「力」である。泥かきやがれきの撤去にたくさんの人の力を要する。
1000人いても人手が足りていない。

ピースボートでは、現地ボランティアに参加する人は、基本的に自分の衣食住を自分でまかなえる人というのが条件だ。1週間分の食料、水、テント、寝袋を用意して行くことは、とても覚悟のいることかもしれない。そういったことに関して多くの質問が飛び交った。その人それぞれの自分に合ったできることがある。私は、現場に行ったことで、現実を見て、知って、できることをして。一つ一つの支援が現場につながっているということを感じることができた。でも、現実を想像して、被災地ではない自分のいる場所でできることをすることも、とても大切なことだとも考えている。

現場はとても特殊な環境。その中で、いかに、周りと調和を保ちながら、協力しながら被災者のために行動できるかはとても重要になる。

報告会終了後、「私は現地には行けませんが、みなさんの体験を私なりに広げていきたいと思います。」と言ってくれた人がいた。伝えることの大切さを改めて感じた。

最後のピースボート共同代表の吉岡さんの言葉が心に残った。

「泥かきや、がれきの撤去は、常に大きな重機を使って、簡単にできるものではない。
“がれき”も、もとは全て個人の大切なもの。その一つ一つを取り上げて、それをどうしていくか。被災者と共に考えながらやっていかなければならない。
最後の最後まで人と関わりながら、一緒に作業して一緒に復興までやっていきたい。」


人と人との関わり合い、交わりがあって、復興への道がある。
町がただきれいになれば、復興ではない。
たくさんの人の気持ちが自立に向かい、安心して今日を迎えることができるまで…。
まだまだこれからである…。
今日で震災から1ヶ月。14時46分心静かに黙祷を捧げたい…。

PBの緊急支援Webサイトにも報告会のことが載りました。
http://www.pb-kyuen.net/2011/04/12/%E8%A2%AB%E7%81%BD%E5%9C%B0%E3%81%AB%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%8C%E8%A1%8C%E3%81%8F%E6%84%8F%E5%91%B3/


報告会のあとで。募金箱いっぱいで高田馬場まで移動。
報告会に参加してくれた友人のマヤさん、くぼっちありがとう。

0 件のコメント: