20070622

POW WOW

21日はAboriginal DayそしてThe longest day。日が一番長い日。夏至(Summer solstice)でした。
この日は多くのFirst Nations(Aborigine,Native people)が暖かい日、多くの光を与えられたことに感謝してお祝いをする。
KelownaではFriendship centerが主催し、道路を封鎖して行われた。誰でも参加することができる。夕方私がcenterを訪ねると長い行列があった。夕食(食べ物)の行列だった。参加者に無料で配給されていた。私もそそくさ列に並び、バッファローのテンダーなお肉をいただいた。一人だったけれど、いろんな人がFriendlyに話しかけてくれた。
夕食後にはPowwowが待っていた。
Powwowは北米先住民族のお祝いの儀式で、みんなが伝統のコスチュームを身にまとい、円になり歌い踊る。


私は、短大のときから、北米のIndian,Nativesに興味を持っていて、このお祝いの儀式Powwowを一度見てみたいと思っていた。卒業論文でもこのことについて書いた。

Ceremonyで、Chiefかと思われる人が、こう言った。
“All my relations!” 「すべての私とつながる人たちよ。」
そうだ。私たちはすべてつながる人間なんだ。とその言葉が心を打った。

ここKelownaに来て、OkanaganのFirst Nationの言語も習い始めた。Nativeの先生と接しているうちに、自然の力や、太陽や星の与えてくれる力、動物たちの力を教えられ、考えさせられる。私たち人間は、こういったものに生かされているのに、どんどんそういった世界から離れて生きてしまっている。

Canadaに来て、YogaのLessonに通っている。Melissaという素敵なインストラクターに出会った。会報に彼女のインドからの手紙が掲載されていて、そこにこの言葉があった。

“Many people but one planet. How can we learn to cooperate, understand and care for each other?”
「たくさんの人間でも一つの星(地球)。どうやって協力し合うことを学び、理解し合い、お互いを気遣っていけるだろうか。」

これを読んだ時に何かが心の奥に突き刺さり、ざわざわした。自分の見てきた色々な国を思い出した。内戦の中で生きる人々、貧困という問題、目の当たりにした貧富の差…。

知ること、学ぶことを続けてきた。それが今の私に出来ることの一つと信じてきた。日本という国に生まれた自分。メディアのかたよった情報が流れ、人は何不自由なく暮らし、ものに囲まれ、仕事に追われ、忙しさ、プレッシャーに押しつぶされ、何かが見失われつつある私の国。その国の中でいつもこうやって自分に問う。「どう生きるのか。」「この一つの星の中でどう生きるのか。」

学校でも今International Relationを選択し、いろんな国の人と世界のあらゆることについてDiscussionしている。すごく貴重で、勉強になる。色んな国のまだまだ知らない現実を人によって学ぶ。
出会いから本当に学ぶ。すべての出会いに感謝である。

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